バスが滑走路を堂々走行! 旧種子島空港でサプライズの「テイクオフ!」(写真14枚)
鹿児島県の協力で実現
撮影タイムが終わると再び「テイクオフ!」の掛け声で、バスは南東側の端まで走行。終端に着いたバスは、そのままゆっくりと駐機場に移動しました。その後、参加者はバスを降りて駐機場を見学しています。
旧種子島空港の現在の管理者は鹿児島県です。普段は立ち入ることができませんが、今回は鹿児島県の協力により、駐機場見学やバスでの滑走路走行が実現しました。
「JAC ボンバルディアDHC8-Q400 退役チャーターツアー2日間」は、11月30日に定期運航を終えたDHC8-Q400(機材番号JA851C)のさよなら企画として、12月1日(土)から2日(日)まで実施。ツアーには48名とOBパイロット4名が参加しました。
旧種子島空港は、現在の種子島空港から南西に約8km、中種子町の市街地に隣接する場所に位置します。1962(昭和37)年7月に使用開始。当初は滑走路の長さが1100mでしたが、1973(昭和48)年に1500mへ延長しています。
滑走路の長さが1500mと短くプロペラ機しか就航できないことから、鹿児島県は1994(平成4)年より、小型ジェット機が就航できる2000mの滑走路を持つ空港を種子島に建設。2006(平成18)年3月に開港したのが現在の種子島空港です。これにより旧種子島空港は廃港となりました。なお廃港直前には、鹿児島空港や伊丹空港との定期便が就航していました。
【了】
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