「青春18きっぷ」活用の幅広がる! ダイヤ改正で東京~青森間に「新乗継ルート」誕生

奥羽本線の秋田~青森間に、特急「つがる」の代わりになる快速列車が新設されます。「青春18きっぷ」を使う場合、所要時間の短縮や1日で利用できる範囲が広がるなどのメリットがありそうです。

秋田~青森間の快速新設で約40分短縮

 JR線の普通列車(快速を含む)が乗り放題の「青春18きっぷ」。普通列車を乗り継いで長い距離を移動すればするほど、所定の運賃よりお得になります。この「18きっぷ」の活用の幅を広げる列車が、2019年3月16日(土)のダイヤ改正で誕生することになりました。

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東北エリアの普通列車で使われている701系電車(2006年7月、草町義和撮影)。

 その列車は、秋田駅を19時20分に発車する青森行き快速。現在の特急「つがる5号」の運行時刻がダイヤ改正で約4時間繰り上がるため、その代わりに新設されます。所要時間は現在の「つがる5号」より7分長い程度です。

 東京~青森間をJR線の普通列車だけで移動する場合、現在の主要ルートは、新潟経由(高崎線、上越線、信越本線、白新線、羽越本線、奥羽本線)と、宮城・山形経由(東北本線、仙山線、奥羽本線)があります。いずれも早朝の4時44分に東京駅を出発して普通列車を乗り継いでいくと、秋田駅は18時台の到着。ここから普通列車に乗り継ぎ、青森着は22時52分です。

 ダイヤ改正後は、新潟経由と宮城・山形経由ともに、秋田駅で新設される青森行き快速への乗り継ぎが可能に。青森着は39分早い22時13分になります。

 ちなみに、東京から盛岡まで東北本線を利用して、その先は第三セクターのIGRいわて銀河鉄道(岩手県)や青い森鉄道(青森県)を使うルートのほうが、ダイヤ改正の前後ともに所要時間は短いです。ただし、一部の区間は「18きっぷ」とは別に三セク鉄道の運賃を払わなければなりません。

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6件のコメント

  1. 上越線ルートのくらい、東京5時01分発の京浜東北線使ってやろうぜ
    上野5時09分だから、4分あれば乗り換えられるだろ
    結論は、東北・北海道への旅行は、北海道東日本パスが便利。
    JR時刻表とかいう長距離列車の検索に向かない時刻表よく選んだね、せめて文字の大きな時刻表にしてよ頼むぜ

  2. >JR線の普通列車(快速を含む)
    快速は元から普通列車だろうが。トンチキな文章書いてんじゃねーよ。

    あと、東京~青森間なんて国鉄時代でも苦痛レベルの工程に青春18きっぷ使わせるとか鬼か。
    上の人も書いてるけど素直に北海道&東日本パスにしとけ。

    • 金額はともかく在来線に乗ることを楽しみたい人もいるから、ルートが増えるのは良いことではないかと思いますが。 在来線に乗ると住んでいる人達が見えるのですが、暗くなると住んでいる人たちが日々見ている景色や地形が見えないので、楽しみが少し減ってしまいます。

    • 定義の範疇で快速を普通列車と認識できているのはプロと我々鉄ヲタくらいでしょう。
      別に糾弾すべき点じゃないと思います。

  3. 意外と知らない関東から東北方面を丸一日有効に活用する裏テクをおしえます。
    ほとんどの利用者は東京都内を出発地として早朝一番から東北へ向かうのが基本スタンスだが、
    実は各駅と快速しか使えないキップで、最短最速で目的地につける出発地がある。
    それが、宇都宮駅だ。
    都内発着だとまず通勤時間外だろうが乗客は少なからずいるわけで、ルートとして東北本線を選ぶ場合東京ー宇都宮まで2時間かかる。
    この宇都宮発を利用すると仙台に確実に午前中につけるのだ。昼から本来の目的である東北3県に向かうのに余裕のおつりがくる。ぜひ活用を

  4. 東京都区内~青森の18きっぷ旅行ならやっぱりIGR経由。
    花輪線の通し運転は1日数本だけだから、それに合わせて乗り継ぎ列車を決め、乗換時間に食事休憩や駅周辺の散策などを挟み込めば、ちょうど丸1日を使いきれる。
    列車の組み合わせはほとんど1とおりに決まるので、1本逃すと挽回できなくなってしまうのがきついが、そんなときは奥の手で、新幹線で先行列車を追いかける。
    追加負担は運賃も込みなのが痛いが、鈍行の4倍のスピードの新幹線は効果絶大で、たいてい最短区間で追いついて元の列車に戻れる。
    いざというときに備えてポケット時刻表は必携品。
    スマホでルート検索できる人はその限りではないが。