相鉄・JRの線路つながる! 新駅でレール締結式、直通線開業に向け工事は最終段階に
相模鉄道と鉄道建設・運輸施設整備支援機構が、相鉄・JR直通線と同時開業予定の羽沢横浜国大駅でレール締結式を実施。相鉄線とJR線の線路がつながり、新線開業に向けて工事はラストスパートです。
「相鉄・JR直通線」は11月30日開業予定
相模鉄道(相鉄)と鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は2019年3月28日(木)、相鉄線とJR線をつなぐ新線「相鉄・JR直通線」のレール締結式を、路線と同時開業予定の羽沢横浜国大駅(横浜市神奈川区)で行いました。
レール締結式には、相鉄の滝澤秀之社長や鉄道・運輸機構 東京支社の堀口知巳支社長らが出席。レールを枕木に固定するボルトを締め、これにより相鉄線とJR線の線路がつながりました。
相鉄・JR直通線は、相鉄本線の西谷駅(横浜市保土ケ谷区)から分岐し、羽沢横浜国大駅の先でJR東海道貨物線に接続する鉄道路線です。鉄道・運輸機構が建設し、完成後は相鉄が運営します。工事は最終段階に入っており、今後は電気や信号関係の設備、駅の内装などの仕上げに入ります。
開業は11月30日(土)の予定。同時に相鉄線とJR線の相互直通運転が始まり、相鉄線と東京都心の新宿方面を結ぶ直通列車の運行が始まります。
なお、2022年度下期には、羽沢横浜国大駅と東急線の日吉駅(横浜市港北区)を結ぶ相鉄・東急直通線も開業し、相鉄線と東急線の相互直通運転が始まる予定です。これにより相鉄・JR直通線と相鉄・東急直通線が一体化し、新横浜(仮称)駅を境に相鉄線寄りの西谷~羽沢横浜国大~新横浜間が「相鉄新横浜線」、東急線寄りの新横浜~日吉間が「東急新横浜線」として運営されます。
【了】
Writer: 草町義和(鉄道ニュースサイト記者)
鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。
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