半ば国王の趣味! 陸自61式戦車がヨルダンへ 退役済みながら日本戦車初の中東派遣

すでに退役している陸上自衛隊の61式戦車が、ヨルダンの戦車博物館へ貸与という形で贈られました。防衛装備庁によると「両国の友好の証」とのことですが、実はヨルダン国王の個人的趣味という側面も大いにあると見られます。

ヨルダンからの「返礼品」は…?

 61式戦車の返礼として、ヨルダンからは防衛省に対し装甲車が贈呈されることになっています。61式が日本国産ということを気にしたかどうかはわかりませんが、贈られるのはヨルダンの「アブドッラー2世王立設計開発局(KADDB)」が設計開発した「アル・サター(Al-Sater)」という装甲車です。

Large 20190815 01
船積用に梱包される61式戦車。今回の貸与にあたり塗装しなおしたという(画像:防衛装備庁)。

 この車両はいわば「装甲フォークリフト」のようなもので、防弾装甲が施され小銃で射撃することができる銃眼を2か所設けたキャビンを、フォークリフトのように上下できるようにしたものです。ブルドーザーのようなゴム製履帯(いわゆるキャタピラー)を装備して静粛性に優れ、最高速度は12km/hとなっています。軍用というより、対テロ制圧用の特殊部隊の装備と言えそうです。

 どうせなら博物館にある外国戦車が欲しかったという声も聞こえてきそうですが、どうやら国王は、2018年11月の訪日で視察した陸上自衛隊特殊作戦群に感銘を受けたことから、何かの役に立てばということでこの装甲車を贈ろうと決めたようです。「アル・サター」は、8月22日ごろに横浜港へ到着する見込みですが、どのように保管して活用するかは未定です。

 ちなみに今回の「任務」にかかる費用は、すべてヨルダンの負担とのことです。

【了】

この記事の画像をもっと見る(4枚)

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 61式かの地にて永く戦えり

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  3. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  4. ロシアのミサイル部品工場が「大炎上」 ウクライナ軍の航空機から発射した巡航ミサイルが「直撃」か
  5. ウクライナ軍の「1000機の無人機」がモスクワの製油所を襲撃!“タンクが吹き飛ぶ瞬間”を捉えた映像を大統領が公開 今後の影響は?
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号