半ば国王の趣味! 陸自61式戦車がヨルダンへ 退役済みながら日本戦車初の中東派遣

すでに退役している陸上自衛隊の61式戦車が、ヨルダンの戦車博物館へ貸与という形で贈られました。防衛装備庁によると「両国の友好の証」とのことですが、実はヨルダン国王の個人的趣味という側面も大いにあると見られます。

ヨルダンからの「返礼品」は…?

 61式戦車の返礼として、ヨルダンからは防衛省に対し装甲車が贈呈されることになっています。61式が日本国産ということを気にしたかどうかはわかりませんが、贈られるのはヨルダンの「アブドッラー2世王立設計開発局(KADDB)」が設計開発した「アル・サター(Al-Sater)」という装甲車です。

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船積用に梱包される61式戦車。今回の貸与にあたり塗装しなおしたという(画像:防衛装備庁)。

 この車両はいわば「装甲フォークリフト」のようなもので、防弾装甲が施され小銃で射撃することができる銃眼を2か所設けたキャビンを、フォークリフトのように上下できるようにしたものです。ブルドーザーのようなゴム製履帯(いわゆるキャタピラー)を装備して静粛性に優れ、最高速度は12km/hとなっています。軍用というより、対テロ制圧用の特殊部隊の装備と言えそうです。

 どうせなら博物館にある外国戦車が欲しかったという声も聞こえてきそうですが、どうやら国王は、2018年11月の訪日で視察した陸上自衛隊特殊作戦群に感銘を受けたことから、何かの役に立てばということでこの装甲車を贈ろうと決めたようです。「アル・サター」は、8月22日ごろに横浜港へ到着する見込みですが、どのように保管して活用するかは未定です。

 ちなみに今回の「任務」にかかる費用は、すべてヨルダンの負担とのことです。

【了】

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1件のコメント

  1. 61式かの地にて永く戦えり

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