元東急電鉄の電車 なぜ各地でよく見るのか? ポイントは長さ・軽さ・車体の素材…

譲渡先に合わせて東急テクノシステムが車両を改造 サポートも

 東急電鉄から中小私鉄に譲渡された車両は、その後もサポートがなされるといいます。

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長野電鉄8500系電車。東急線を走っていたときは10両編成だったが、東急テクノシステムで改造を受け、3両編成になった(2013年9月、児山 計撮影)。

 譲渡される車両はおもに、東急電鉄のグループ会社である東急テクノシステムが改造工事を担当します。車内の座席の向きを変えたり、もともとの長い編成を切り離し、中間の車両に運転台を設置したりするなど、譲渡先の鉄道会社の要望に沿って改造します。

 譲渡後も東急テクノシステムが譲渡先の鉄道会社に対し、車両整備に関する講習を行うほか、問い合わせにも応じるといいます。特に人材の不足しがちな中小私鉄とっては、このようなサポートは不可欠でしょう。

 なお、元東急電鉄の車両は海外の鉄道会社にも譲渡されています。たとえばインドネシアのジャカルタ首都圏鉄道会社(PT KAI Commuter Jabodetabek)には、かつて田園都市線などで使われた8500系が走っています。譲渡の際は、現地の車両メンテナンススタッフへの教育もあわせて行っているそうです。

【了】

【写真】譲渡前、東急線で現役だったころの1000系電車

Writer: 児山 計(鉄道ライター)

出版社勤務を経てフリーのライター、編集者に。教育・ゲーム・趣味などの執筆を経て、現在は鉄道・模型・玩具系の記事を中心に執筆。鉄道は車両のメカニズムと座席が興味の中心。座席に座る前に巻尺を当てて寸法をとるのが習慣。言うなれば「メカ&座席鉄」。

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コメント

3件のコメント

  1. 東急の中古車は高いけど、
    地方私鉄にはちょうどいいんだよな。

    廃車時期にもよるけど、
    18mか20mか選べるし、
    編成出力も過大ってこともないし。
    その上で狭軌で
    更にステンレスで塗装設備要らず。

  2. 今売れているのが東急車というのは事実だけど、その時その時での売れ筋は異なることにも目を向けておかねば。

    実は大事なのは譲渡元と譲渡先で車両譲渡時期が合致すること。時期が合致しなかったために譲渡が実現しなかった阪急2800系のような事例もあるし、ゲージで不利だったはずの京王旧5000系が大量放出と京王重機のサポートにより人気中古車になったのも事実。

    話がずれるが、今後の関東では京急・京成・都営浅草線グループと東急池上線・多摩川線くらいしか18m車の出所がなくなるので、他社がいかにして20m車を買わせるかに注目している。

  3. 東急は自社で使用中にメンテナンスを丁寧に行っているので状態は良いと思います。最近の進化した車両になる前(アナログな車両特に緑色の車輌)は故障も少なかったですね。平均50年くらいは使えてると思いますね。