大口径砲を搭載したWW2の飛行機5選 上空から圧倒的火力で対地対艦攻撃 対B-29にも使用

戦車だけじゃなく艦船も撃破するための大砲

 アメリカやイギリスも戦車砲や対戦車砲転用の航空機搭載砲を開発しました。

アメリカ(75mm砲M4/T13E1)

 アメリカはB-25中型爆撃機に、対地対艦兼用砲として75mm砲を搭載しました。

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B-25H爆撃機の機首下部に設けられた大きなくぼみの中にあるのが75mm砲(画像:アメリカ空軍)。

 これは、M3「リー」およびM4「シャーマン」の両戦車が搭載した75mm砲を軽量コンパクト化したもので、75mm砲と12.7mm重機関銃をB-25の機首へ配備するために、同機が従来備えていた爆撃手席は撤去され、機首形状も透明風防からアルミ板の密閉式へ変更されています。

 75mm砲を搭載したタイプはB-25GおよびH型で、第2次世界大戦の太平洋戦線では日本艦船に対する攻撃にも使用されました。しかし命中させるのが難しかったそうで、また射撃後は機内に発射ガスが蔓延したため、機体によっては扱いの難しい75mm砲を撤去し、12.7mm重機関銃の数を増やしたものもありました。

イギリス(57mm砲「モリンズガン」)

 イギリスが航空機に搭載したもののなかで最大口径だったのは、57mm砲「モリンズガン」です。この砲は元々、小型装甲車両などに搭載できる連射可能なコンパクト対戦車砲として、既存の6ポンド対戦車砲をベースに開発されました。

 しかし完成したころには、対戦車砲として用いるには威力不足になっていました。そこで対戦車用ではなく、小型水上艦艇の武装として、あるいは航空機の対地対艦攻撃用として、イギリス海軍および空軍で用いられます。

 イギリス軍航空機で搭載したのはモスキート戦闘爆撃機で、機首下部に斜めに取り付けられていました。前述の、日本やドイツ、アメリカが航空機に搭載した75mm砲よりも口径は小さいですが、そのぶん砲弾もコンパクトで携行弾数は22発と多いのが特徴です。

【写真】対戦車砲と爆撃機の合体 空から戦車を攻撃するJu 88P-1

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コメント

3件のコメント

  1. 日本にも37mm砲を搭載した機体があったのにソ連についてだけ言及してるのは何故?

  2. キー109は最も好きな迎撃機?だ、J7W1よりもこちらの方がB-29には有効だと思う。
    高空性能さえ良ければと惜しまれる。

  3. >ソ連は第2次世界大戦中、「NS-45」という45mm口径の機関砲を開発しましたが、試験機への搭載のみにとどまった
    Yak-9Kを試験機への搭載のみとして、37mmをソ連最大口径とするのはいささか納得がいかないですね。
    実際にはNS-45搭載のYak-9Kは53機生産され、これらは340出撃、計403時間を飛び、51回空戦に参加しています。
    1機か2機程度作って工場やそこらの滑走路で飛ばしただけではなく、試験の一環とはいえ実際に前線に投入され、敵機を撃墜している機体です。