大口径砲を搭載したWW2の飛行機5選 上空から圧倒的火力で対地対艦攻撃 対B-29にも使用

ミサイルがまだなかった第2次世界大戦時、中長距離の前方目標に向けて攻撃するためには、もっぱら大砲が使われました。それは飛行機に搭載する火器も同様で、地上および水上目標だけでなく、対空目標に対しても用いられました。

戦後のジェット戦闘機にも継承された砲

 第2次世界大戦の地上戦で、ドイツと幾度となく激闘を繰り広げたソ連ですが、航空機搭載用の砲は前述の4か国ほど大きくありませんでした。

ソ連(37mm砲NS-37)

 ソ連は第2次世界大戦中、「NS-45」という45mm口径の機関砲を開発しましたが、試験機への搭載のみにとどまったため、大戦中のソ連軍機が搭載した最大口径の砲は37mm砲「NS-37」になります。

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モスキート戦闘爆撃機の機首下部に斜めに付けられた57mm砲(画像:イギリス空軍)。

 NS-37は、対地と対空の両方に使える軽量大口径砲として開発され、対地用としてはIl-2対地攻撃機に、対空用としてはYak-9およびLaGG-3の両戦闘機にそれぞれ搭載されました。

 ちなみに、NS-37の後継として開発された「N-37」は、大戦後のジェット戦闘機、MiG-15やMiG-17、MiG-19などにも搭載されており、2020年現在でも一部の国において現役で使用されています。

※ ※ ※

 このように、第2次世界大戦で大型化した航空機搭載砲ですが、射撃時の反動をどう低減するのか、そして発射ガスの問題、連射と省力化に関わるシステムの自動化など、さまざまな課題に直面することになります。

 そのため、大戦後はこれら航空機に搭載するものの主流は、大口径砲ではなくロケットやミサイルになりましたが、たとえばアメリカ空軍の105mmりゅう弾砲を搭載するAC-130のように、地上部隊と連携しおもに対地攻撃を担う「ガンシップ」などの一部の機種には、2020年現在のいまなお大口径砲が見られます。

【了】

【写真】対戦車砲と爆撃機の合体 空から戦車を攻撃するJu 88P-1

Writer:

子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。

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コメント

3件のコメント

  1. 日本にも37mm砲を搭載した機体があったのにソ連についてだけ言及してるのは何故?

  2. キー109は最も好きな迎撃機?だ、J7W1よりもこちらの方がB-29には有効だと思う。

    高空性能さえ良ければと惜しまれる。

  3. >ソ連は第2次世界大戦中、「NS-45」という45mm口径の機関砲を開発しましたが、試験機への搭載のみにとどまった

    Yak-9Kを試験機への搭載のみとして、37mmをソ連最大口径とするのはいささか納得がいかないですね。

    実際にはNS-45搭載のYak-9Kは53機生産され、これらは340出撃、計403時間を飛び、51回空戦に参加しています。

    1機か2機程度作って工場やそこらの滑走路で飛ばしただけではなく、試験の一環とはいえ実際に前線に投入され、敵機を撃墜している機体です。

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