「クルマの見なくなった装備」5選「キンコン♪」警告音なぜ消えた? 復活傾向のものも

クルマの流行が移り変わっていくように、車内外の装備品も、いまでは見られなくなったものが少なくありません。ただ、もはや顧みられなくなったものばかりではなく、復活の兆しを見せているものもあります。

クルマの「キンコン♪」なぜ聞かれなくなった?

 もやは復活することはまずない、というものもあれば、近年復活の動きがある装備もあります。

速度警告音

 かつて、普通自動車では速度が100km/h以上、軽自動車は80km/h以上になると、「キンコン」という警告音が鳴るようになっていました。自動車技術総合機構によると、この速度警告音を発する装置はかつて、自動車の保安基準でも装備が義務づけられ、車検においても、正しく音が鳴ることを確認していたといいます。

 ところが、1986(昭和61)年3月にこの項目は保安基準から削除され、これを受けて自動車メーカーも速度警告音を廃止していきました。輸入車の業界団体である日本自動車輸入組合によると、この装備は日本独自のものであるとして、日米自動車協議においてアメリカ政府から日本に対して撤廃が求められたといい、背景に海外自動車メーカーの意向があると見られるそうです。

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かつての普通自動車では、100km/hを超えると速度警報音が鳴った。写真はイメージ(画像:blueone/123RF)。

車速連動ドアロック

 この機能は、メーカーによっても採用が分かれるため、必ずしも「見なくなった」というものではないかもしれません。クルマが走り出し、15km/hや20km/hなど一定の速度に達すると全ドアが自動でロックされるというものですが、たとえばホンダでは多くの車種で採用されているのに対し、日産は現在の国内販売車種では採用していないといいます。

 2017年10月にモデルチェンジした「レガシィB4」に、この機能を新たに設定したスバルによると、この技術は1980年代から存在するものの、少なくとも「レガシィB4」までの10年間で採用例はなかったそうです。というのも一時期、「緊急時にドアが開かなくなる」という問題がクローズアップされたからだといいます。

 この機能を後付けするキットも市販されていますが、その製造元によると、自動車メーカーや開発者により、事故時に「ドアロックをしていないと車外に放り出されてしまう」という考えと、「ロックされていると救出が難しくなる」というふたつの考え方があって、採用の有無が分かれているといいます。なお、スバルではこれを改めて採用するにあたり、万が一の衝突時に全ドアを自動的に解錠する機能を持たせています。

【写真】見たことある? クルマの静電気対策「アースベルト」

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