「クルマの見なくなった装備」5選「キンコン♪」警告音なぜ消えた? 復活傾向のものも

クルマの流行が移り変わっていくように、車内外の装備品も、いまでは見られなくなったものが少なくありません。ただ、もはや顧みられなくなったものばかりではなく、復活の兆しを見せているものもあります。

「意味なかったのでは?」で消えていったグッズも

 シートカバーやグッズにおいても、あまり見られなくなったものがあります。

レース生地のシートカバー

 カー用品店などで売られているシートカバーの多くは、防水性や速乾性といった機能を持つ生地のものがほとんどで、座席の上半分に装着する白いレース生地のカバーを装着したクルマは、あまり見かけなくなりました。しかし、トヨタでは「クラウン」、日産では「スカイライン」といったセダンモデルを中心に、需要は減少したものの、レースカバーを純正オプションに残しているといいます。

 特にタクシー業界では根強い人気があり、トヨタの新世代車両「JPNタクシー」でオプション設定されているのはもちろん、様々なメーカーがタクシー向けにレースカバーを製造・販売しています。一方でマツダなどは、セダンであってもこれを設定していません。

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ホンダ「インサイト」純正オプションのレース生地カバー(画像:ホンダアクセス)。

アースベルト

 リアバンパー付近から下へ垂らし、接地するように装着するベルトのことです。導線が内蔵されており、クルマに溜まった静電気を大地へ逃がす「アース」の役割があるとされ、たとえばドアノブに触れたときにビリッとくるのを防ぐのはもちろん、静電気を要因とする万が一の事故を防止するという目的がありました。いまもカー用品店などで販売されてはいますが、製造元によると、人体の静電気を除去する様々なグッズが登場したこともあり、ニーズは少なくなっているそうです。

 カー用品大手のカーメイトでもかつては製造していましたが、2000年代には取り止めています。というのも、あるときその効果の根拠を見直したところ、「そもそもタイヤのなかにスチールが組み込まれている時点で、意味がなかったのではないか」という結論に至り、販売停止を決めたのだとか。実は、クルマに溜まった静電気は、走っているだけでもタイヤを通じて放電されています。

 現在販売されているアースベルトのなかには「懐かしのアイテム」とうたっているものもあり、一種のドレスアップアクセサリーとして取り付けている人もいます。

※ ※ ※

 このほかにも近年、たとえばスマートフォンなどで音楽を楽しむ人が増えたことから、CDプレイヤーを廃止している車種もあります。クルマの使い方や車内の過ごし方が変化するとともに、装備品も変化しています。

【了】

【写真】見たことある? クルマの静電気対策「アースベルト」

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