燃油サーチャージ「マイナス」も 原油安が旅行に追い風か コロナ禍の夏どうなる?

世界的な原油安が、航空やフェリーの燃油サーチャージを押し下げそうです。すでにサーチャージがマイナスに転じ、実質割引になっている船会社も。原油価格は上昇に転じてはいるものの、サーチャージへの影響は、遅れてやってきます。

航空やフェリーは? 「秋冬にガーンと下がる」ことも…

 前出のとおり、燃油サーチャージのマイナス分を設定しているケースは珍しいものの、今後、航空やフェリーなどで、燃油サーチャージは下がっていくことが見込まれます。

 JAL(日本航空)やANA(全日空)も、6月および7月の燃油サーチャージはゼロになっています。JALにおいては、2017年1月期以来、約3年半ぶりの非適用とのこと。

 両社とも燃油サーチャージはシンガポールケロシン市況価格の2か月平均に為替レートを掛けて算出しており、6月から7月の燃油サーチャージには、2月から3月の市況価格が反映されています。見直しは2か月ごとで、8月以降の燃油サーチャージについては、いずれも6月中に発表するとしています。

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JAL、ANAも2020年6月から7月は燃油サーチャージなし(2020年4月、乗りものニュース編集部撮影)。

 フェリーはどうでしょうか。たとえば、関西~九州間の3航路を運航するフェリーさんふらわあは、7月期から9月期の運賃もすでに発表していますが、4月期から6月期より、むしろ燃油サーチャージを若干引き上げています。

 同社は現在、3か月ごとに決められる内航燃料油研究懇話会の答申価格(内燃研価格)を基準に、その2期(6か月)前の価格を燃油サーチャージに反映しているといいます。したがって、原油価格が大きく下落した4月から6月の内燃研価格が反映される「10月から12月にガーンと下がるでしょう」(フェリーさんふらわあ)とのことでした。

【画像】燃油サーチャージ「マイナス」で実際どれだけ安くなる?

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