新型コロナ対策 列車の窓開けは真夏も継続? 熱中症の時期 空調と換気の使い分けは

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、密閉空間になりうる鉄道車両では、窓を開け外気を取り入れることでその対策をしています。夏は冷房が効きにくくなることも懸念されますが、どう対応するのでしょうか。

「ウィズコロナ」の夏 窓開けを決めた鉄道事業者も

 またシミュレーションでは、「窓開けに加えて、車内の空調装置を併用した場合や駅でのドア開放時においては、換気がさらに促進」するとのことなので、現在も行われている、車両の排気ファンでの換気も効果がありそうです。

「ウィズコロナ」の世のなかであれば尚更、窓を開けての列車運行もスタンダードになってくるのかもしれません。鉄道総合技術研究所は今後、車内の空調機を併用した際の換気効果や車内混雑度の影響も調査していくそうなので、混雑時における換気についても効果を知ることができそうです。

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大窓を分割して、一部を開閉できるように改造したJR東日本の209系通勤形電車(2013年4月、草町義和撮影)。

 窓開けが車内換気に多少なりとも効果がありそうなことは分かりましたが、やはり窓を開けっぱなしにすることで冷房が効かなくなれば、不快に感じるほか、熱中症のリスクも考えられます。

 ただ、すでに夏場も窓開けを励行していくと決めている事業者もあるようです。また、新しい車両だと、車内の温度や湿度を自動で感知して冷房が入り、適温への調節がなされます。

 反対に、古い車両は車掌が手動調節することもあります。通常でも、特急などの停車駅数が少ない車両では、体感的な冷房の効き具合や、混雑状況や天候により刻々と変わる車内の条件を見極めながら、車掌がこれを調整しています。

【図解】気密性の高い新幹線や特急の換気方法

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