アクロバットチームはどんな飛行機を使ってるの? 世界各国チームの使用機とその事情

航空自衛隊のブルーインパルスはじめ、世界各国にはさまざまなアクロバットチームがあり、そしてその使用機体も実にさまざまです。最新戦闘機からヘリコプターまで、各チームが使用する機体やその背景などを見ていきます。

ブルーインパルスもかつては超音速機を使用…なぜやめたの?

 世界には数多くのアクロバットチームが存在しますが、常時編成されている空軍のアクロバットチームの多くは、「ホーク」や「アルファジェット」のようなジェット練習機を使用しています。

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2020年5月29日、東京上空を飛行したブルーインパルス。新宿区内にて(2020年5月29日、乗りものニュース編集部撮影)。

 航空自衛隊の「ブルーインパルス」は2020年6月現在、「ホーク」や「アルファジェット」などと同様、戦闘機パイロットの教育にも使用されるT-4練習機を使用しています。それ以前は国産超音速ジェット練習機のT-2を使用していました。

 T-2は機体の規模に比べてエンジンの推力が小さかったため、高機動飛行を行なうと速度の低下が著しく、演技課目のあいだの旋回が1981(昭和56)年まで使用していたF-86F戦闘機に比べて大きくなってしまうため、演技に間延びした感があったといわれています。

 またT-2は超音速機であるが故に燃料消費量や騒音も大きく、こうした理由から亜音速のF-86Fが1960(昭和35)年から1981(昭和61)年までの21年間、現在の使用機である亜音速のT-4が1995(平成7)年から25年に渡って使用されているのに対し、T-2時代は1982(昭和57)年から1995(平成7)年までの13年間で幕を閉じています。

【写真】アルファジェット駆るアクロバットチーム「パトルイユ・ド・フランス」

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