「昼夜兼用」の国鉄寝台電車583系 その後継は寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」!?

4人掛けボックス席が3段寝台に変身しました。

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「昼夜兼用」として走った583系特急形電車(2011年2月、恵 知仁撮影)。

 2013(平成25)年まで大阪~新潟間の夜行急行「きたぐに」として定期運行されていた583系特急形電車。この車両はその後もしばらく「シュプール号」などの臨時列車に使われましたが、2017年4月8日(土)、団体用臨時列車としての運行を最後に引退しました。

 583系は1968(昭和43)年に登場し、4年間で400両を超える数が製造されました。特徴は「昼夜兼用」。昼間は4人掛けのボックスタイプだった座席が、夜間は3段の寝台に変わります。これは当時、高まる鉄道需要に対応するため列車を増やすも車庫が足りず、夜間も寝台列車として走らせることで、留置線の不足を補ったためです。

 583系は現在、走行シーンを見ることはできません。しかし583系の思想を受け継いだ車両があります。それは寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」として使われている285系電車です。

 寝台列車の車両は機関車に牽引(けんいん)される客車が主流でしたが、583系は電化区間であれば自分で走れる電車です。285系は昼行列車としては走りませんが、「寝台電車」という点では、折り返し駅で機関車の付け替えが不要など、583系の長所を受け継いでいるといえます。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. 583系と285系が違うのは
    583現役は昼夜兼用
    285系は夜行の
    「サンライズ瀬戸」☆サンライズ出雲」だけ‼️

  2. あまり注目されませんが、私は583系の食堂車がとても気に入っていました。天井が高くゆったりした気分で食事ができる、そんな贅沢感が好きでした。

  3. 何の実も無いつまらん記事だなぁ
    「昼夜兼用」のタイトルは不要でしょ