吉永陽一(写真作家)の記事一覧
Writer: 吉永陽一(写真作家)
1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。日本写真家協会(JPS)正会員、日本鉄道写真作家協会(JRPS)会員。
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非冷房&ドア全開 台湾「旧客普通列車」の旅 暗闇の駅で思う「日本もこうだったのか…」【前編】
台湾では2020年まで、旧型客車(旧客)が「普快」という種別で運行されていました。昔から変わらない非冷房に扇風機。窓は全開で、デッキのドアは手動で開け放し。日本の旧客と瓜二つの客車が、つい最近まで走っていたのです。
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【空から撮った鉄道】新顔の新幹線、空から見ると愛らしい「カバさん」? 東京の“桜と鉄道名所”を縦横無尽に撮り回る
2024年4月の東京は近年にしては珍しく桜の開花が遅く、第2週になっても満開。10日は春霞もないスカッとした快晴だったので、1時間ばかり都内を空撮しました。時間帯はあまり空撮したことのない15時以降。どのような作品に仕上がるでしょうか。
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ドアにぶら下がるほど満員の“只見線”が現れる! ミャンマーを走る日本の車両たち 軍事政権前の光景【後編】
クーデターやコロナ禍より前の2018年3月、私はミャンマーへ、日本からの譲渡車両に会いに行きました。後編では、ヤンゴン環状線の車内や人々の営みを紹介します。運よくキハ40形がやって来たのです。
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「松阪―鳥羽」に「久留里線」!? ミャンマーを走る日本の車両たち 軍事政権前の光景【前編】
ミャンマー(ビルマ)の国鉄へ日本の中古車両が譲渡され、気動車が近距離輸送で活躍しています。しかし同国は2021年の国軍クーデターによって気軽に旅行できる国ではなくなりました。2018年3月、私が現地へ赴いた際の鉄道旅ルポを前後編でお伝えします。
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【空から撮った鉄道】思わずジオラマにしたい!春ならではの「空鉄」術 世界を彩る桜 菜の花はちょっと厄介
先の号では冬の空鉄シーンを紹介しました。季節は春。今まで空撮してきた中から、春のシーンをまとめてみました。代表的な桜や菜の花も、地上から見るのと空から見るのとでは表情が違うのです。
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【空から撮った鉄道】熊本の路面電車の「日本初」を狙う “パンタのついた銀座線”もいた!
熊本市内には熊本市電と熊本電鉄の路線があります。2021年7月26日、うだるような暑さのなか市内をぐるぐると旋回し、2つの鉄道を空撮しました。とにかく暑かった1日の記録です。
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【空から撮った鉄道】路面から山を越えて地下へ “ド迫力”京阪京津線を追う
京阪電鉄京津線は、大津市中心部では併用軌道、逢坂山の山越えは急曲線に急勾配、御陵駅手前から地下鉄東西線へ乗り入れと、短距離で路面・山岳・地下鉄と変化。そんな稀有な路線を空から捉えました。
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【空から撮った鉄道】煙を吐き出して東北随一の峠越えに挑み、平坦路ではギャラリーもたくさん「SL銀河」
10月、東北シリーズを3回に渡ってお伝えしました。その別編として、JR釜石線を走った「SL銀河」の空撮を紹介します。運行終了が決まった後、2021年9月の空撮です。
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【空から撮った鉄道】こんなに撮れる! 冬ならではの「空鉄」術 淡い太陽を逆手に取れば“世界”が変わる
私の撮影する鉄道空撮「空鉄(そらてつ)」では、春夏秋冬、四季折々のシーンを捉え、一般的な空撮業務ではあまり撮られない縦位置や逆光なども積極的に取り入れて表現します。今の時期にぴったりな、冬の空鉄シーンを紹介します。
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【空から撮った鉄道】11年で大変貌!「日本最南端の路面電車」 大正時代からの検修庫はどこへ?
鹿児島市電は日本最南端の路面電車です。『空から撮った鉄道』では過去、2019年6月に紹介しましたが、3度目となる今回の空撮では、未撮影だった場所を中心に訪問。旧営業所跡など、変貌した姿も捉えました。