退役まであと僅か 原型エンジンのYS-11「スチュワデス呼び出し」機内で発見 昭和レトロ

戦後日本で初めて開発された国産旅客機YS-11。東海道新幹線0系とともに、昭和における高度成長期のシンボル的存在として扱われることも多い機種の、最後のオリジナルエンジン機を入間基地で取材してきました。

エンジン止めたYS-11に乗るための必須装備とは

 機内に入る前に、隊員から手渡されたのが、ウチワです。なぜウチワが必要なのかというと、機内はエアコンが効いていないから。エンジンを回さない限り空調が効かないそうです。

 最初に見たのは操縦室。針が回転するタイプのアナログ計器が所狭しと並び、現代のマルチディスプレイを多用した、いわゆるデジタルコクピットとは明らかに違う雰囲気です。

 隊員によると、シートはリクライニングなどせず、操縦桿も重いとのこと。飛行状況によっては、フライトが終わると腕がパンパンになるほど疲れると語っていたのが印象的でした。

 ヘッドセットもマイクのないイヤホンのみのタイプで、管制塔などと交信する際は別体のハンドマイクで話します。その際もマイクが口元から遠ざかると声を拾ってくれなくなるとのことでした。

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入間基地の滑走路を離陸するYS-11FC(2020年9月、柘植優介撮影)。

 キャビン部分は、飛行点検機のため様々な計測機器が並んでいましたが、これまたレトロ。YS-11FCの胴体下部に設けられたカメラの映像を映し出すモニターはブラウン管で、計測した電波を可視化するのにオシロスコープを用いていました。

 また計測機器は、複数設置された鉄製フレームのなかにいくつも並ぶ大きなもので、昭和時代のコンピュータを思わせるほど。YS-11FCとあわせて取材した最新のU-680A飛行点検機の計測システムが、筐体ひとつに収まる程度とコンパクトだったのに比べると、ここでも時代の差を感じました。

★★超貴重 コックピットをはじめ唯一の現役YS-11FCの機内★★

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コメント

3件のコメント

  1. この垂直尾翼の模様には見覚えがあります。どこか軍用空港だったような?詳しくないしインターネットもない時代で何の機か疑問のままでしたが、今その謎が氷解しました。

  2. 広告の画像が気持ち悪く、関係ない画像で詐欺サイトの広告を表示している、乗り物ニュースは最悪なサイトです。改善希望。(関連広告会社のpopln,lzouをオプトアウトしても、クッキーを削除しても表示される。)

  3. 旅客機として現役の時は、今のような高画質機材での撮影が出来なかったから、

    特に旅客機と大きな違いはないであろうコックピットの映像は貴重かも。

    ところで、灰皿の件で…喫煙席がなくなったのは22年前だけど、「大先輩」と表現したこの方そう言う歳なんですか。

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