退役まであと僅か 原型エンジンのYS-11「スチュワデス呼び出し」機内で発見 昭和レトロ
シートひじ掛けやトイレ表記に見る昭和レトロ感
計測機器のあいだを抜けて機体後部に行くと、そこは搭乗員の休憩スペース。しかしここにも昭和の面影が。設置されている2人掛けのシートのひじ掛けには灰皿があり、ドリンクホルダーも紙コップしか入らないような小さい簡易式のものでした。
最後部にあるトイレを覗くと、そこには「飲料水」や「スチュワデス呼び出し(原文ママ)」という表記が。これらも現代の旅客機などでは見られない表記です。
取材したYS-11FCは、1965(昭和40)年3月に航空自衛隊に引き渡された機体で、すでに55年運用されています。当初、輸送機仕様で導入され、1992(平成4)年に飛行点検機に改造された経緯を持つものの、トイレやシート含めて機内は清潔に保たれており、老朽機ながら隊員が大切に使っているのが伝わってきました。
YS-11FCの後継となる新型のU-680A飛行点検機は、2020年10月現在、2機が飛行点検隊に配備されています。もう1機が入間基地に配備されるとYS-11FCも退役する予定です。オリジナルエンジンを積むYS-11の最後の1機も退役までカウントダウンに入っており、空を飛ぶ元気な姿が見られるのは、あと少しです。
【了】
この垂直尾翼の模様には見覚えがあります。どこか軍用空港だったような?詳しくないしインターネットもない時代で何の機か疑問のままでしたが、今その謎が氷解しました。
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旅客機として現役の時は、今のような高画質機材での撮影が出来なかったから、
特に旅客機と大きな違いはないであろうコックピットの映像は貴重かも。
ところで、灰皿の件で…喫煙席がなくなったのは22年前だけど、「大先輩」と表現したこの方そう言う歳なんですか。