都内からまた消えた「構内踏切」 生き残っている駅の特徴とは 感じるローカル線情緒

駅の改札を通った後、ホームへ向かうために渡る踏切を構内踏切といいます。通路と線路が立体交差になっていないローカル線などでよく見られますが、実は東京都内にもあります。

気配りの内容は? ほかにどこの駅で見られる?

 西武多摩川線は全線単線で、新小金井駅で上下電車の行き違いが行われます。改札口は2番ホーム(武蔵境行き)に直結していて、1番ホーム(是政方面行き)に行くためには是政寄りにある構内踏切を渡ります。同駅では両方の電車が停車した後、構内踏切の遮断機がいったん上がります。7秒ほどしてすぐ降りますが、その間に踏切を渡って是政行きの電車に乗ることができます。

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西武多摩湖線の一橋学園駅。手前側の国分寺行き電車が構内踏切を通り過ぎ、ホームに停車したところ。利用者はこの電車に乗ろうと急ぎ足に(2021年1月、内田宗治撮影)。

 一方、島式1面2線構造の一橋学園駅は構内踏切がホームの両端にそれぞれありますが、たとえば萩山寄りの改札を利用して国分寺行き電車に乗る場合、改札口と構内踏切は、乗りたい電車の後ろ寄りになります。電車が近づくと構内踏切は閉まりますが、電車がこの構内踏切を通り過ぎてホームに停まると遮断機が上がるので、それから踏切を渡って停車中の電車に乗ることができます。

 ちなみに、白糸台駅の構内踏切も一橋学園駅とほぼ同じタイプです。東あずま駅は柴又駅タイプと似ていますが、構内踏切の位置が渡った先のホームに到着する電車の後部にあるなど違いがあります。

 都内に限らず、各都市でこうした構内踏切の特徴を観察するのも楽しいものです。

【了】

【昭和を感じる?】構内踏切が残る東京の現風景

Writer:

フリーライター。地形散歩ライター。実業之日本社で旅行ガイドシリーズの編集長などを経てフリーに。散歩、鉄道、インバウンド、自然災害などのテーマで主に執筆。著書に『関東大震災と鉄道』(ちくま文庫)、『地形で解ける!東京の街の秘密50』(実業之日本社)、『外国人が見た日本 「誤解」と「再発見」の観光150年史』(中公新書)』ほか多数。

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コメント

1件のコメント

  1. 東急大井町線の等々力駅にも構内踏切があると思います。定義が異なるのかもしれませんが。

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