総火演2021に初登場 自衛隊の新装備「汎用軽機動車」どう使う? 原型は国産の民間車

新型コロナ感染拡大の影響により2年連続で一般公開なしでの実施となった陸自の「総火演」ですが、2021年には、2020年と異なり初登場の新装備がありました。4輪バギーのような車両、どういった用途で導入されたのでしょう。

既存車両が乗らない「オスプレイ」のために

 陸上自衛隊は、2020年より新型のティルトローター機V-22「オスプレイ」の導入を進めています。オスプレイはヘリコプターのように垂直離着陸やホバリングが可能な一方、飛行速度や航続距離は固定翼機(飛行機)なみで、飛行場のない島嶼部の防衛や災害派遣などで自衛隊員を迅速に展開させるにはうってつけの航空機です。

 とはいえ、V-22「オスプレイ」にも欠点があります。そのひとつがキャビンの狭さ。その機内容積は2021年現在、陸上自衛隊や航空自衛隊が運用するCH-47J/JA「チヌーク」輸送ヘリコプターよりも小さいため、「チヌーク」であれば運べる「高機動車」や、前出の1/2tトラックなどを乗せることはできません。

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東富士演習場近傍の一般道を走る水陸機動団の汎用軽機動車。公道走行が可能なよう、ウインカーやバックミラーなどを増設している(武若雅哉撮影)。

 V-22「オスプレイ」のキャビンは長さこそ7m以上ありますが、最大幅は約1.72mしかなく、左右両方に10cmずつの隙間をとると貨物に使える幅は1.5mほどになります。高さも1.68mが限界です。

 この「幅1.5m、高さ1.68m」というのは、日本の軽自動車規格である「全幅1.48m以下、全高2.0m以下」と比べても、高さに関しては低く、現行の軽ハイトワゴンはもちろん、軽トラックですら入らない寸法です。

 そのため、このサイズに収まる車両として導入されたのが、汎用軽機動車です。いうなれば、同車はV-22「オスプレイ」の機内に収まる唯一の自衛隊車両といえるでしょう。

 ただ、汎用軽機動車は専用設計の陸自車両ではありません。実はベースになった車両があります。

【写真】汎用軽機動車の原型 MULEのエンジン

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コメント

1件のコメント

  1. こんなチョロQみたいな車両も買わなくてはならないなんて、本当に買う意味あったのかなぁ?

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