「レッドトレイン」と呼ばれた国鉄50系客車 昭和後期生まれの一大勢力 いまも乗れる!

国鉄が普通列車に使われていた旧型客車を取り替えるために953両もの数を製造した50系客車。「レッドトレイン」と呼ばれた国鉄時代の50系客車に、いまでも乗ることができる列車があります。

JRでは観光列車に残る

 JRでは50系客車を使用した一般定期列車は消滅しましたが、観光列車で使われています。

JR北海道「釧路湿原ノロッコ号」「富良野・美瑛ノロッコ号」

 JR北海道の釧網本線で運転される「釧路湿原ノロッコ号」と富良野線で運転される「富良野・美瑛ノロッコ号」に50系客車が使用されています。

「釧路湿原ノロッコ号」は、1989(平成元)年6月に釧路~塘路間で運転を開始。当初は旧型客車のスハフ42形と貨車のトラ70000形(トラ71422)と車掌車ヨ3500形(ヨ4350)を改造した3両編成でしたが、1993(平成5年)6月にオハフ51 4を連結。1998(平成10)年5月まで4両編成で運転されました。同年7月からは50系客車を改造した3両編成での運転を開始。2004(平成16)年には最長5両編成となりましたが、2016(平成28)年以降は4両編成での運転となっています。

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DE10形ディーゼル機関車がけん引する「釧路湿原ノロッコ号」。DE10形の次に連結されているのがオハ510-1(画像:写真AC)。

 このうち自由席車両として使われるオハ510-1はオハフ51 57を改造したものです。車端部に発電機室を装備していますが、車内は改造前の姿を保っています。

 いっぽう、「富良野・美瑛ノロッコ号」は1997(平成9)年6月に初代の「釧路湿原ノロッコ号」編成で運転を開始し、1999(平成11)年6月に50系51形を改造した編成が登場。「釧路湿原ノロッコ号」編成とは異なり車体色を茶色となったのが特徴です。ただし車内は改造され、木製の座席とテーブルとなっています。一時期は貨車を改造した車両を連結した最大5両編成でしたが、現在は3両編成で運転しています。

 2021年4月現在、JR北海道が所有する50系客車は、この2列車に使われる7両のみです。

【写真】まだ乗れる「レッドトレイン」

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