「レッドトレイン」と呼ばれた国鉄50系客車 昭和後期生まれの一大勢力 いまも乗れる!

番外編

 ここまでは実際に運転される列車を紹介しましたが、番外編として50系に乗車できる「保存車」を紹介します。

 それが京都鉄道博物館(京都市下京区)に保存されている「オハフ50 68」です。オハフ50 68は播但線などで使われた50系客車のなかの1両で、1993(平成5)年8月31日付で廃車。最終配置はJR西日本宮原客車区(現在の網干総合車両所宮原支所)でした。

 廃車後は京都博物館の前身、梅小路蒸気機関車館の扇形機関庫の横に「客車休憩所」として置かれ、京都博物館となってからも変わらず休憩所として利用することができます。車体色は赤色のまま。残存する50系客車のなかでいちばん「レッドトレイン」を彷彿させる車両です。

【了】

【写真】まだ乗れる「レッドトレイン」

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