世界で売れる韓国製「K9自走砲」何がイイのか? 武器が売れない日本との違い

韓国のK9自走砲を新たにオーストラリアが導入することが決定しました。欧州やインド、エジプトなどでも導入しているK9自走砲、なぜ世界で売れているのでしょうか。武器輸出が振るわない日本とは、何が違うのでしょうか。

「使えない武器」の評価一変 「必要な武器」に?

 K9は2010(平成22)年11月に起こった北朝鮮による延坪島砲撃事件で初めて実戦に投入された際、北朝鮮陸軍に対して反撃ができなかったと報じられたため、現在でも日本のネットなどではK9に対する手厳しい意見も見受けられます。

 しかし、その後に当時の状況が明らかになっています。射撃訓練の直後に北朝鮮の攻撃が開始されたため、装填された弾薬がなかったことから初動の反撃は遅くなったものの、その後K9が反撃を行っていたことや、韓国軍の保有する敵の砲の位置を特定するレーダーに対して、北朝鮮が電子妨害を行っていたことなどです。このため、日本のブロガーや動画製作者などからの評価はともかく、K9は世界の兵器市場で高い評価を受けるに至っています。

 K9は2021年12月の時点で、フィンランド、ノルウェー、インド、エストニアの4か国に採用されており、エジプトとも輸出に向けた話し合いが進められています。トルコでは技術移転により国産化されているほか、K9そのものではありませんが、ポーランドが導入した装軌式自走砲「クラブ」にはK9の車体が使用されています。

Large 20211220 01
K9自走砲と同時に開発された専用の弾薬供給車「K10」(竹内 修撮影)。

 冷戦が終結した1990年代前半から約30年間に渡って、アメリカや西ヨーロッパ諸国の装甲車両メーカーは装軌式自走砲の新規開発をほとんど行ってきませんでした。このためK9が諸外国からの需要に応じられる数少ない自走砲であったことも、世界市場でのシェアを獲得できた理由の一つです。

 ただ、K9が海外でのシェアを拡大できた理由はこれだけではありません。

【目ヂカラが違う!】豪州向けK9「AS-9」を画像で見る

最新記事

コメント

4件のコメント

  1. タイトルでは日本との違いを強調して書かれていますが、競争相手は日本だけなのですか?違いますよね?ならば態々日本と書かないで、韓国の製品が売れる理由、とのみ書けばいいのではないでしょうか?仮に日本のここが駄目だ、と記事内部で紹介されていれば問題無いですが日本の事情には全く触れてないですよね?

  2. 見てもらう為にこういう記事書く人間多いな

    韓国と中国出してれば売れるから仕方ないかな

  3. 日本だってAVの世界シェアだったら負けてないですね。違法アップロードと逆輸入(藻無しの為)で輸出総額はちょっと劣るかもですが

  4. なんで題名には日本との違いを強調して書いてるのに日本についてはまったく触れてないんだ。韓国上げしたいだけなら「世界で売れる韓国製K9自走砲、何が良いのか?」と書けばいいじゃないか

記事ランキング

  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  3. 「海自最大の護衛艦」と「世界最大級の軍艦」が洋上で並んだ! 圧巻の編隊航行を上空から捉えたショットが公開
  4. 片山さつき大臣「実態調査はじめます」 街のクルマ屋の「保険代理店打ち切り」問題に新局面 ビッグモーター事件の余波に再び切り込む!
  5. ロシア海軍の潜水艦に「異変」! 衛星画像の分析で明らかに 船体に“巨大な傘”を設置か イギリス国防省が指摘
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開