自前で燃料運べます 海自向け4900トン型油槽船「YOT-02」今治で進水 新来島どっく

就役は2022年夏の予定だそう。

新来島どっくが建造する防衛省向け船舶の2番手

 海上自衛隊は2022年2月2日(水)、新来島波止浜どっく(愛媛県今治市)において油槽船「YOT-02」の進水式を実施したと発表しました。

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海上自衛隊向け4900トン型油槽船「YOT-02」の進水式の様子(画像:海上自衛隊)。

 この船は2019年度予算で計画された「4900トン型油槽船」の2番船です。1番船「YOT-01」はすでに昨年、2021年10月20日(水)に進水しており、現在は2022年春の就役を目指して艤装中です。

「YOT-02」は2022年夏に就役予定とのこと。役割は、各地に点在する海上自衛隊の拠点へ製油所から燃料を運ぶためで、海上自衛隊がこのような大型油槽船を保有するのは初となります。

 なお、「YOT-01」「YOT-02」とも日本海事協会が定めた、いわゆる「NK規則」と呼ばれる船舶規格に準拠して建造されています。ちなみに、親会社の新来島どっく(東京都千代田区)は2020年3月に契約額50億6000万円で2隻を受注しており、同社が防衛省向けの艦船を建造するのは、このクラスが初めてとのことです。

【了】

【写真】船台を滑り降りる海自向け大型油槽船

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