日本版「ジャギュア」戦闘機? 三菱T-2/F-1が英仏共同開発機に激似だったワケ
攻撃機造ってから練習機が誕生した「ジャギュア」
こうして、1968(昭和43)年に「アドーア」というジェット・エンジンが誕生します。この「アドーア」という名称は、フランスのガスコーニュ地方を流れるアドゥール(Adour)川にちなんだものだそう。そもそもロールス・ロイスでは、伝統的にジェット・エンジンには自国の河川名を付与してきたものの、今回は共同開発ということで、フランスに敬意を表して同国国内を流れる川の名にしたといいます。
同年9月8日には、共同開発機の試作機も初飛行に成功し、「ジャギュア」と命名されます。この時期になると、イギリス側のニーズも攻撃機の比重が大きくなっており、結局イギリスもフランスも、ともに攻撃機型と高等練習機型を導入することになりました。
興味深いのは、フランスが空母搭載用として調達した「ジャギュアM」でしょう。このタイプは空母運用の攻撃機となるはずでしたが、艦上機にとってもっとも重要なエンジンレスポンスの遅延の問題をはじめ、特に着艦時の空力特性の問題から、結局、実績あるダッソー「エタンダール」の改良型「シュペルエタンダール」が採用されています。
とはいえ、最前線の不整地滑走路での運用も考慮されたランディング・ギアを備えた「ジャギュア」は、攻撃機としても高等練習機としても優れた機体に仕上がっていました。実際、その性能を活かして湾岸戦争やコソボ紛争では秀でた実績を残しています。
「同じエンジンを搭載する似たような外観の機体は、性能も似たようなものとなる」そんな一般論があったんですか?乱暴な考え方ですね。エンジン推力と用途と言うのなら分かりますが。
分かる人は分かりますが、
影響を受けた機体は、アメリカ製のマグダネル・ダグラスF4Eです。
主翼から、後部の垂直尾翼と水平尾翼の垂れ下がり方から分かります。
ただ、エンジンがパワーが無いので細く小さなボディと薄く小さなF104の様な主翼を機体上部から出したので、尾翼を傾けて取り付ける必要は無かった様ですが、全く意味が無かった訳でも無いらしいです。
そもそも、ビゲン、グリペン、ユーロファイターの様なデルタ翼デザインがF2の時に、表に出てきましたがパワーが無い当時の国産エンジンを効率的に使うにはデルタ翼が良かったと言う話なのですが、
構想自体はF1開発時の時には有りました。
ただ、翼端失速などの技術・研究が日本は遅れていましたからF2の時にすらデルタ翼機の国際化は断念されています。
F2が開発にアメリカがシャシャリ出たと言う話はネットに有りがちなデマで、
既にスクラップになってもおかしく無いF1に変わるFSX計画を基礎研究からやるには時間と予算が足りず、アメリカに技術協力をしてもらっています。
本題の、ジャガーとF1ですが全く関係無いと言うのが昔から定説です。
少し訂正、
F4Eは、マグダネル・ダグラスと書きましたが、
マグドネル・エアクラフトが正しい様です。
う~ん、同じエンジン積んでるから同じ形状というのは、無理すぎないかな。
例えば、グリペンとスーパーホーネットは同じ系列のエンジン積んでるけど、同じ形状かと言われると…
F1の開発記事とか以前、このWebで見たような気がする、その時は参考程度の情報でという話だったような。
仕事で出かけたSNECMAで昼食時に雑談となり、うち(SNECMAグループ)のエンジンがどの飛行機に搭載されているかという話になった
自分は「日本のF-1やT-2にもアドアエンジンが乗ってますね」と言ったらフランス人め「ああF-1、ジャパニーズジャギュアですね」と言いやがった
他にもF-2のことを「あれって結局F-16Jでしょう?」とも言ってたからなあ