日本版「ジャギュア」戦闘機? 三菱T-2/F-1が英仏共同開発機に激似だったワケ
練習機ののち戦闘機ができたT-2/F-1
一方、ヨーロッパでの「ジャギュア」開発からわずかに遅れる形で、日本においても新しい高等練習機と攻撃機を求める声が上がっていました。当時、自衛隊では初級操縦課程を終えたのち、T-33ジェット練習機からF-86戦闘機というステップアップをとっていました。ただ1962(昭和37)年以降、超音速飛行が可能なF-104J「スターファイター」戦闘機の配備が進むと、T-33とF-104Jで航空機としての世代が大きく異なることに加え、性能や飛行特性があまりに異なるため、その隔たりが大きく、ステップアップする間の段階としてF-86を入れても、飛行特性の点でやや難しい面がありました。
加えて、F-104Jの採用により、F-86を運用する飛行隊のうちいくつかは、対地対水上攻撃を主任務とするようになったものの、F-86自体がそういった用途を想定して開発された機体ではなかったため、間に合わせといった感が強く、性能的には不満の残るものでした。
そこで、T-33からF-104Jへの橋渡しとなる、超音速飛行が可能な高等練習機であると同時に、わずかな改修でF-86の後継として対地対水上攻撃も行える、いわゆる攻撃機にもなる機体が求められることになったのです。なお、この用途には、アメリカ製のT-38練習機および姉妹機であるF-5戦闘機が適していると考えられ、実際にT-38の導入も検討されています。
ただ、もしここで外国製の機体を導入すれば国産超音速機を開発する好機を失うという意見が通り、国産初の超音速機となる高等練習機/攻撃機の開発が、1967(昭和42)年から本格化しました。
「同じエンジンを搭載する似たような外観の機体は、性能も似たようなものとなる」そんな一般論があったんですか?乱暴な考え方ですね。エンジン推力と用途と言うのなら分かりますが。
分かる人は分かりますが、
影響を受けた機体は、アメリカ製のマグダネル・ダグラスF4Eです。
主翼から、後部の垂直尾翼と水平尾翼の垂れ下がり方から分かります。
ただ、エンジンがパワーが無いので細く小さなボディと薄く小さなF104の様な主翼を機体上部から出したので、尾翼を傾けて取り付ける必要は無かった様ですが、全く意味が無かった訳でも無いらしいです。
そもそも、ビゲン、グリペン、ユーロファイターの様なデルタ翼デザインがF2の時に、表に出てきましたがパワーが無い当時の国産エンジンを効率的に使うにはデルタ翼が良かったと言う話なのですが、
構想自体はF1開発時の時には有りました。
ただ、翼端失速などの技術・研究が日本は遅れていましたからF2の時にすらデルタ翼機の国際化は断念されています。
F2が開発にアメリカがシャシャリ出たと言う話はネットに有りがちなデマで、
既にスクラップになってもおかしく無いF1に変わるFSX計画を基礎研究からやるには時間と予算が足りず、アメリカに技術協力をしてもらっています。
本題の、ジャガーとF1ですが全く関係無いと言うのが昔から定説です。
少し訂正、
F4Eは、マグダネル・ダグラスと書きましたが、
マグドネル・エアクラフトが正しい様です。
う~ん、同じエンジン積んでるから同じ形状というのは、無理すぎないかな。
例えば、グリペンとスーパーホーネットは同じ系列のエンジン積んでるけど、同じ形状かと言われると…
F1の開発記事とか以前、このWebで見たような気がする、その時は参考程度の情報でという話だったような。
仕事で出かけたSNECMAで昼食時に雑談となり、うち(SNECMAグループ)のエンジンがどの飛行機に搭載されているかという話になった
自分は「日本のF-1やT-2にもアドアエンジンが乗ってますね」と言ったらフランス人め「ああF-1、ジャパニーズジャギュアですね」と言いやがった
他にもF-2のことを「あれって結局F-16Jでしょう?」とも言ってたからなあ