主砲6基12門! 戦艦「山城」竣工-1917.3.31 航空機の試験やお召艦の栄誉にも

建造当初は世界最大だった旧日本海軍の戦艦「山城」が1917年の今日、竣工しました。目玉は6基12門の主砲。しかし、その威力を存分に発揮する機会は訪れませんでした。なお戦前、特設した滑走台を用いた航空機発艦の試験を行っています。

後方任務が主に… しかし駆り出されたレイテ

 初陣は1942(昭和17)年6月のミッドウェー海戦でした。しかし会敵機会は訪れず、後方任務に就くにとどまります。その後も老朽艦であったことなどから力不足と見なされ、主だった戦果は挙げられていません。

 しかし日本の敗色が濃くなると、「山城」も後方に下がってばかりはいられなくなりました。制空権・制海権ともに徐々にアメリカ側に握られていき、1944(昭和19)年6月のマリアナ沖海戦で大敗を喫すと、旧海軍は総力を挙げてアメリカ海軍を撃滅するべく、フィリピンへ展開します。ここに、史上最大の海戦とも称されるレイテ沖海戦が勃発します。

「山城」は僚艦「扶桑」とともに参戦。1944(昭和19)年10月25日、フィリピン南東部のスリガオ海峡にさしかかりますが、アメリカ軍の圧倒的な戦力差に苦戦を強いられます。未明、魚雷艇や駆逐艦が放った魚雷が次々と「山城」に命中。4本目は弾薬庫に命中すると、大爆発を起こしながら「山城」は沈没。最初の攻撃から1時間足らずのことでした。船体は真っ二つに裂けたといいます。

 このスリガオ海峡の夜戦では、「扶桑」も撃沈されています。艦対艦を意識し、主砲を多分に装備した大型戦艦は最期まで、その威力を存分に発揮できませんでした。

【了】

【試験写真】イギリス製の戦闘機を発艦させる「山城」

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