小田急ロマンスカーは運転しやすい? 展望席上の運転台も 元運転士に聞く歴代車両

小田急電鉄の看板車両「特急ロマンスカー」。今回は「LSE」「EXE」「VSE」「MSE」「GSE」に乗務した元運転士に、歴代車両の思い出を聞きました。

運転が難しい区間はどこか

――ロマンスカーと一般車両の差があるかもしれませんので、一概には言えないかもしれませんが、「運転がしやすい区間」と「運転が難しい区間」はありますか?

「お客様にとって乗り心地のよい、揺れにくい運転を実現する」という観点でお答えすると、運転がしやすい区間は「複々線区間など、踏切がなく直線が多い区間」です。「運転が難しい区間」は、曲線が多い「渋沢~新松田」と箱根登山線の「小田原~箱根湯本」ですね。

――乗車率が異なると、運転感覚は変わってくるのですか?

 新型車両の導入が進んだことで、加速時・ブレーキ時の感覚などは、ほとんど変わらなくなってきていると思います。

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インタビューにお応えいただいた、元運転士の梓 雅樹さん(写真提供:小田急電鉄)。

――最後に、昼間と夜間で運転感覚の違いはあるのでしょうか?

 夜間は駅や踏切を除き、暗い中で電車の前照灯のみで運転を行うため、注意する箇所が多いです。慣れるまでは、夜間の運転は目の疲れを覚えることがありました。

――お忙しい中、インタビューに応じていただき、ありがとうございました。

※ ※ ※

 ロマンスカーは2022年4月現在、「EXE」「EXEα」「MSE」「GSE」の4車種が現役です(「VSE」はイベント列車などで2023年秋ごろまで運行予定)。それぞれが用途に応じたつくりをしており、また車体色も異なるなど個性豊か。イベントでは、すでに引退した車両も含めて一堂に会すことがありますが、70年以上、脈々と受け継がれてきたロマンスカーの伝統は、次にどのような車両を生み出すでしょうか。

【了】

【写真】初代3000形「SE」ほか、歴代車両をたっぷりと

小田急「ロマンスカー」歴代の“人気車種”は? そもそも“ロマンス”って何? 新型の情報も徹底解剖!

Writer:

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

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