1日2便「但馬空港」最強の活用法? 国内初 トヨタのラリーカーが滑走路爆走…なぜ?

「画期的」なメインイベントがスゴかった!

 イベントの大きな目玉となったのは、但馬空港格納庫前の駐機場(エプロン)で実施されたラリーカー「ヤリスWRC」によるデモ走行です。普段は航空機や空港車両しか走らないエリアで、「ドリフト」などを交えた走りを披露。この迫力満点かつ異例のイベントを見ようと、格納庫前に集まった約70名の有料参加者はもちろん、空港に隣接するキャンプ場にも、多数の見学客が訪れています。

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イベント展示機として「コウノトリ号」ことJACのATR42-600「JA05JC」が選ばれた。2機の旅客機が但馬空港にいるのも珍しい光景だ(2022年7月9日、乗りものニュース編集部撮影)。

 TOYOTA GAZOO Racing Company Presidentの佐藤恒治氏は、今回の取り組みを「日本国内では非常に画期的だ」と話します。

「航空産業と自動車産業、地域が連携する形で、地域の方々を笑顔にする方法はないかと思い、今回のイベントを開催しました。(但馬空港のある)豊岡市は、日本有数の観光資源(編集部注:城崎温泉、出石の城下町など)がありますが、コロナ禍もあり、もう少し多くの方々に観光に訪れていただきたいということもありました。そのきっかけを今回のようなイベントで作れればと考えています」(佐藤恒治氏)

 空港でラリーカーを走らせる――このことについて佐藤氏は「これだけ広く、セーフティエリアがあるからこそできる”走り”もあります。こういったイベントができることは本当にありがたいです」と話しています。

【了】

【写真】マジで走ってる…但馬空港で実施された異例イベントをさっと見る

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