レイテ沖海戦「謎の退却」がなければ日本は勝てた? 何が待っていた? 太平洋戦争最大の“もしも”

史上最大の海戦といわれることもある太平洋戦争の一大戦「レイテ沖海戦」。旧日本海軍はこの戦いでアメリカ海軍を打ち負かすことはできたのでしょうか。そもそも、作戦目標とされたレイテ湾突入は可能だったのか考察してみます。

もし、艦隊を分けずに集中投入していたら?

 もし旧日本海軍が艦隊をまとめて、栗田艦隊なども西村艦隊と同じスリガオ海峡方面からレイテ湾へ向かったとしたら、どうなるでしょう。日本側の戦力はまとめると空母6、戦艦9、重巡洋艦14、軽巡洋艦7、駆逐艦35です。航続距離が短い駆逐艦もいますが、最短ルートなら燃料は持ちます。

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1944年10月24日、シブヤン海海戦で攻撃を受ける旧日本海軍の戦艦「武蔵」(画像:アメリカ海軍)。

 なお、上記の艦船数が史実より多いのは(史実でも計画があった)小澤艦隊と志摩艦隊を早期にリンガ泊地へ移して、栗田艦隊と合同させた場合を想定したからです。この場合は、伊勢型航空戦艦と同じ第四航空戦隊の空母「隼鷹」「龍鳳」も派遣されること(史実では台湾沖航空戦で艦載機を消耗し、未出撃)。また史実では旧日本陸軍の支援に回された第十六戦隊、第二十一戦隊の重巡洋艦1隻、軽巡洋艦1隻、駆逐艦4隻を含めているからです。

 また、もし台湾沖航空戦に艦載機を出さなかったとしたら、日本艦隊は艦載機240機をレイテ沖海戦で使えたでしょう。ちなみに、艦載機の投入数は史実では116機しかありませんでした。

 これだと空母から対潜哨戒機を出して艦隊周辺の哨戒・索敵もより濃密にできたでしょうし、史実で潜水艦に攻撃されたパラワン水道も通る必要がなかったため、潜水艦被害はなかったと考えられます。

 スル海でアメリカ空母からの大空襲を受けますが、艦載機が240機もあれば史実と違って、空母6隻に零戦(零式艦上戦闘機)100機以上を搭載できたでしょう。また、スル海、ボホール海は海面がシブヤン海より広くて艦隊運動がしやすく、対空火力に秀でた防空巡洋艦「摩耶」や高角砲(高射砲)が強力な軽巡洋艦「大淀」、ほかにも秋月型駆逐艦や松型駆逐艦などがいるでしょうから、アメリカ軍機による猛攻に対して大きな抵抗を行えたと推察できます。

【日米両艦船の激闘】レイテ沖海戦における戦艦や空母の敢闘ぶりを見る

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コメント

2件のコメント

  1. 栗田長官の幕僚(部下)にチキン野郎がいたから謎の電文で反転しただけです。栗田さんは、ミッドウェー海戦でも逃げています。

  2. 台湾沖航空戦の誤認戦果がある限り掃討のための第三艦隊前衛の志摩艦隊は派遣されるので合流不能かもとも思える

    また栗田艦隊の航路選定は早期の企図暴露を避けるためだし西村艦隊との分散は連合艦隊参謀長の1006発信で分進の方が有利と図演で出たと言われてるので第二艦隊司令部でこの意向を覆すのは難しそう

    ただこのifはやっぱり興味深いよね

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