ショーケースの最新戦車は「古い革袋」? 2022年の各社新型戦車コンセプトを総括!

2022年、欧米の戦車メーカーから新型のコンセプトが次々と発表されました。いよいよ次世代戦車のカタチが見えてきたかと思いきや、フタをあけてみたらそこまで革新的なものではない、というのが実情のようです。

「未来戦車のカタチ」を思わせる要素はあれど

 デジタル化された未来戦車の証でもあるように、目を引くのがセンサー類の多さです。デジタル化に比例するように状況認識システム、防御システム、観測・照準システム、通信などの膨大な数のセンサーが盛沢山になっています。一方で、これらはウイークポイントでもあります。

 これらセンサー類は精密機器であり、防弾性どころか泥汚れでも機能不全になりかねない脆弱性があります。センサーが機能しなくなった場合のバックアップはどうするのか、具体的な対策は提示されていません。

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KF51の砲塔に搭載されたイスラエルのUVision製徘徊型兵器HERO-120の4連装キャニスター(Carl Schulze撮影)。

 このほか、KF51にはHERO-120徘徊型兵器(いわゆる自爆ドローン)の4連装発射機が砲塔内に収められています。戦車とドローンがネットワークでリンクする戦術は有効ですが、戦車にドローンを搭載する必要があるかは別問題です。

 これには戦車のコンセプト決定にも関係します。自動装填装置が必須となれば本来装填手は不要となり乗員は3名で足ります。しかしKF51やEMBTはドローンオペレーターを搭乗させ、乗員数を最大4名としており、つまり戦車が前線でドローンを制御しようという発想です。KF51の主砲弾の収納数が少ないのも、ドローン発射機が砲塔の容量を取っているからです。このバランスも検討が必要です。

【画像】各車コンセプト比較表とKF51「パンター」の砲塔のデカさがよくわかる1枚

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コメント

3件のコメント

  1. GDLSの社員もやれるだけ詰め込んだから機能の取捨選択は陸軍に任せるという趣旨の発言してましたよね。

    機関に関してはガスタービンの利点を生かしつつディーゼルエンジン並みの燃費を実現しているのはいいと思います。センサー類への給電もできるでしょうし。

  2. そもそも戦車とか高価な兵器とか、無くて済めばそれにこしたことはなくて…

  3. レオパルト2もM1も元々1500馬力だったはず。

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