“動く古民家”列車で秘境駅へ! 料理も調度も凝りまくり「四国まんなか千年ものがたり」

童心に帰れる座り方 2号車のみ異なる座席配置

 2号車のみ、全く異なる横一列のベンチソファが配置されています。クッションも置かれ、座り心地は良好です。「ギャレーがあり客室面積が狭いので、逆に一体感を味わえるようベンチソファとしました」とのことで、座席と逆向きの景色が見にくいのですが、「童心に帰って、座席の上で反対座り」がデザイナー推奨の楽しみ方なのだとか。

 2号車は定員11名(4人+4人+3人掛け)。特別感のある内装は人気だそうです。筆者は2号車を予約しましたが、窓向きのベンチソファにより、目の前の景色が目に飛び込んできます。前面展望もモニターで楽しめ、全く退屈しません。

 車端部にはギャラリーもあり、香川漆器など沿線の工芸品が展示されています。洗面台の陶器と箸置き、多度津行き「しあわせの郷紀行」のコーヒーカップは、徳島県の大谷焼です。

途中駅にある専用ラウンジ

 多くのJR社員に見送られ、いよいよ列車は多度津駅を出発します。ほどなく列車は善通寺駅、琴平駅と停車します。琴平駅には「四国まんなか千年ものがたり」の専用ラウンジ「Lounge TAIJU」が設けられています。

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琴平駅にある「四国まんなか千年ものがたり」の専用ラウンジ「Lounge TAIJU」(安藤昌季撮影)。

 同駅は駅舎自体が経済産業省の「近代化産業遺産」に指定されています。ラウンジは駅の耐震工事と「四国まんなか千年ものがたり」運行計画が重なったことで、旅の魅力になればと考え設けられたとのこと。「若手の建築社員が手がけ、金刀比羅宮の宮司様に監修してもらったデザイン」だそうで、金刀比羅宮の御社紋も使われています。

 ラウンジでは長時間停車中に、乗客へミネラルウォーターと暖かなスープが提供されます。スープにはノリタケのデミタスカップが使われ、高級感があります。

【写真】「胎内へ回帰したような」列車内の様子

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