冬もオールシーズンタイヤでいいの? 冬用タイヤ規制もOK スタッドレスとどう違う
あまり雪が降らない地域では、スタッドレスタイヤにするか否かも悩みどころかもしれません。そうしたなかで選択肢として挙がるのがオールシーズンタイヤ。スタッドレスとはどう違うのでしょうか。
スタッドレスほどの性能ではないがコスパはいい
冬も本格化してくると、たまにしか雪が降らない地域でドライバーの悩みの種になるのが、「今冬はタイヤをスタッドレスにすべきか」という問題です。履かないという選択をしたときに限って大雪でチェーン装着という不幸に見舞われるケースもあり、ちょっと困りもの。そうした地域で、ひとつの選択肢となっているのが、オールシーズンタイヤです。
オールシーズンタイヤは、夏場と冬場のタイヤの両特性を合わせもち、1年を通して使えるタイヤです。そのため、スタッドレスタイヤが得意としている圧雪された雪面やシャーベット状の路面を走行することも想定して作られています。本格的な雪が降るか降らないかという地域では、スタッドレスタイヤの割高感もぬぐえませんが、オールシーズンタイヤは1年を通してこれ1本で済んでしまうのです。
ただ、スタッドレスと同じ性能は発揮できないので注意が必要です。特に凍結してツルツルになった路面では、グリップ力はかなり劣ります。JAFによると、オールシーズンタイヤはスタッドレスタイヤに比べて20m以上も制動距離が延びたとのこと。これはノーマルタイヤに近い数値で、スタッドレスタイヤと同等だと過信してはいけないことを示しています。
なお、オールシーズンタイヤでもスタッドレスタイヤのように冬用タイヤ規制は通れますが、近年、一般道や一部の高速道路で大雪時に行われることがある「チェーン規制」では、あらゆるタイヤでチェーン装備が義務となるので、チェーンは必ず車内に置いておく必要はあります。
【了】
※誤字を修正しました(12月5日14時53分)。
圧雪ね
肝心なところ誤字ったら意味がない
読み返しもしないで記事公開してるのが丸わかりだよ
ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。