斬り合いなんか不要に? ガンダム鉄板ネタ「ミノフスキー粒子」がなかったら ホワイトベース墜落か

ジオン軍も想定していた? 超遠距離砲の存在

 改めて『機動戦士ガンダム』の基本設定であるミノフスキー粒子ですが、これを無効化する粒子などが開発されたら、戦闘はどのように変化するでしょうか。

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海上自衛隊の護衛艦。対空用、航海用、射撃管制用など、用途に応じて多種多様なものを搭載している(柘植優介撮影)。

 ミノフスキー粒子が無効化されたなら、宇宙では遠距離で敵を感知できるようになるため、ビーム砲による長距離砲撃が行われるでしょう。ちなみに、アニメ『機動戦士ガンダムMS IGLOO』に登場するジオン軍の長距離ビーム砲「ヨルムンガルド」は、有効射程300km、最大射程2000kmという性能を誇ります。この兵器は前線の他の兵器のサポートにより、遠距離砲撃を行うものですが、ミノフスキー粒子がなければ、このような超遠距離における艦隊同士での砲撃戦が発生します。

 もちろん、地球連邦軍の「セイバーフィッシュ」などの艦載機も、誘導ミサイルを使用できます。現実世界に目を移すと、ロシア軍の空対空ミサイルR-37は、ブースター使用時で射距離400kmを誇ります。宇宙世紀のミサイルは遥かに高性能でしょうから、数百km以上離れた距離からの正確なビームと、誘導ミサイルによる攻撃が行われるに違いありません。

 前述したルウム戦役における戦闘開始の距離2万8000m(28km)と比較すると、これはあまりにも遠距離となります。ミノフスキー粒子が無効化される兵器が登場したなら、モビルスーツは近接する前に、艦艇からのビーム砲を受け、艦載機からも目視できる距離よりも遠いところからミサイルが飛んでくるでしょう。

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コメント

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1件のコメント

  1. 現実を見て。