日の丸ステルス機「X-2」“終の棲家” 決まるか? 所沢航空発祥記念館で展示検討へ 埼玉県

所沢航空発祥記念館の展示の目玉になりそう!

航空発祥記念館の新たな展示機候補に

 防衛装備庁で試験飛行を行っていた先進技術実証機のX-2。2017年に予定されていた全試験を終えた同機は、その姿を見せることがなくなっています。ただ、もしかすると今後、再び見られる日が来そうです。その計画がこのたび埼玉県から出ました。

Large 20230327 01
先進技術実証機X-2(画像:防衛装備庁)。

 X-2は、三菱重工が機体の取り纏め役となり、220社におよぶ国内企業が製造に参画した国産ジェット機です。非公式ながら「心神」という愛称でも知られていた同機は、「日の丸ステルス機」として国の内外から高い関心を集め、2016年4月に初飛行すると、2017年10月までに計32回のフライトを行い、予定していた全試験を終了しています。

 X-2の今後をめぐっては、埼玉県にある所沢航空発祥記念館への展示が有力な選択肢のひとつとなっています。

 同館は現在、展示のリニューアルや長寿命化改修を計画中です。埼玉県都市整備部公園スタジアム課が公表した「展示リニューアル基本構想」には、「展示機の入れ替え案」としてX-2の実機もしくはモックアップ、T-4練習機などを展示する方針が盛り込まれています。

 なお、リニューアルにあたっては、自衛隊や航空機メーカーといった関係各所の協力を得ながら新たな機体の展示を目指すとしており、X-2の「終の棲家」として有力な候補になったと言えそうです。

 

 X-2は実験機のため、防衛省が開発を推進している次期戦闘機とは別の機体になります。次期戦闘機はイギリスやイタリアとの共同開発となりますが、X-2の試験で得られた貴重なデータが開発に活かされるとみられます。そうした意味で、X-2は次期戦闘機の礎となった極めて価値の高い機体といえるでしょう。

 今後、博物館で日常的に目にすることができるようになるのか、埼玉県が策定する所沢航空発祥記念館の「展示リニューアル基本構想」の進捗は今後、注目を集めそうです。

【了】

【えっ!?】埼玉県が検討中 新展示のレイアウト案を見る

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. イラン海軍の潜水艦が「撃破される瞬間」捉えた映像が公開 3隻の無人ボートが基地を急襲 “米軍史上初”の攻撃
  2. ロシア軍の攻撃ヘリが「飛行中に急襲される瞬間」捉えた映像が公開 背後から「刺客」が忍び寄る
  3. フェリーが「浮上した海自の潜水艦」を発見!日本一深い湾の「レアな光景」捉えたショットが公開
  4. 「最新鋭旅客機」が駐機中に突如“崩れ落ちる”! 前脚が折れ機首が激突…「衝撃の瞬間」なぜ発生? 背景が明らかに
  5. 惨劇なぜ? 旅客機の客室窓が“上空で木っ端みじん” 「乗客の体が吸い出された」戦慄の様子が公開される
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号