「F-35大国ニッポン」への地ならし? IHIによるエンジン整備事業の大きな可能性 やがて米軍機、韓国機も!?
次期戦闘機エンジンへの下固め、だけじゃないメリット
前にも述べたようにF135エンジンのMRO&U施設では臨時の分解・検査整備も行う予定となっています。このためIHIのスタッフはこれらの作業を通じて、最新鋭戦闘機エンジンであるF135の構造などの知識を習得する機会を得られます。
そしてF-2を後継する次期戦闘機はイギリス、イタリアとの共同開発機となる可能性が高く、その場合エンジンはIHIとイギリスのロールス・ロイスが開発と製造を主導することになると考えられます。
次期戦闘機のエンジン開発と製造に先立ってIHIがF135に対する知見を深めておく事は、次期戦闘機の実用エンジンの開発と製造、さらには航空自衛隊配備機以外のエンジン整備を行う上で、大いにプラスになると筆者(竹内 修:軍事ジャーナリスト)は思います。
米軍だけ? やがてF-35大国になる日本
それだけでなく、今回のF135エンジンのMRO &U事業は、その将来的な規模からしても、IHIに少なからぬ経済的な利益をもたらします。
先に挙げた航空自衛隊の戦闘機3種のうちF-15J/DJは、2022年3月31日の時点で200機保有しています。このうち概ね1981(昭和56)年から1984(昭和59)年に生産された、Pre-MSIPと呼ばれる、J-MSIP改修を施していないF-15J/DJは2018年に、F-35AとF-35のSTOVL(短距離離陸垂直着陸)型であるF-35B(最大42機)、合計105機で更新されることが決まっています。2011年12月にF-4EJ改の後継機として選定された42機を含めれば、航空自衛隊はアメリカ空軍以外では最大となる、100機以上のF-35Aを運用することになります。
さらに、アメリカ空軍は将来的に嘉手納基地と三沢基地にF-35Aの配備を計画しており、これらに搭載されるF135ターボファン・エンジンのMRO&Uも、IHIが行うこととなっています。日米両国だけで150基を超えるF135エンジンのMRO &U事業となるのです。
以下を納税者として断固反対する。
〜韓国空軍のF-35Aに搭載されるF135ターボファン・エンジンのMRO &U事業を、IHIが手がける可能性〜
曲解した儒教精神のせいで、エゴイズムにまみれ感謝と敬意が皆無の、サイコパスしか生きられない病気の国。
仮に最上の整備をしても、被害妄想的クレームで料金の踏み倒しをしてくるに違いない。最初から関わらないことが一番。