「74式戦車」もうすぐ退役 丸っこい戦車はもう出ないのか? カクカクへ変わった合理的な理由

戦車の砲塔形状の説明で、「角張った形」や「お椀型」といわれることがあります。この形状の違いは、開発時のデザインセンスだけでない、戦車にとっては重要な性能のひとつである防御力が関係しています。

使えなくなったら交換OKなモジュール装甲

 さらに最近では、前述した複合装甲をパーツのひとつとして着脱可能とした、「モジュール装甲」というものに進化しています。モジュールとは「交換可能な構成部品」という意味です。

 これまでの戦車は、弾を装甲板で食い止めたとしても、被弾個所の装甲が駄目になった場合、砲塔全体、場合によっては車体も含めて丸ごと修理もしくは廃車になっていました。それが、着脱可能なモジュール装甲を導入した戦車なら、その被弾した部分のモジュール装甲を交換するだけで防御力を復活させることが可能です。

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陸上自衛隊の10式戦車。平面で構成された砲塔形状である(画像:陸上自衛隊)。

 また将来、新素材を用いたさらに強力な装甲材が開発された場合、モジュール式なので砲塔や車体はそのままに装甲だけ新型に付け替えることが可能です。このモジュール装甲を採用したのが陸上自衛隊の10式戦車です。

 今後はこのモジュール装甲が主流となり、新世代戦車もモジュール化の概念を引き継いでいくことは間違いないなく、74式戦車のような継ぎ目のない曲線美の戦車は今後、現れにくいと考えられます。その点からも、74式戦車の退役というのはひとつの歴史の終焉といえるのかもしれません。

【了】

【見たことある? 74式戦車の発煙弾】弾込め&発射の瞬間も(写真)

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コメント

2件のコメント

  1. ウクライナ戦争でようやく発覚した装輪装甲車は戦車の代替にはならないということを踏まえると

    74式でもスクラップにせずモスボール保管したほうが良いと思うんだよな

    本格的な機甲戦が国内で起こる確率は低いけど、万一を考えて廃棄しないで欲しい

  2. ERAが自衛隊で不採用というのは正確ではない

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