関東の大型車「冬タイヤ装着率」2年連続低下 小型車は激低 雪道走れば「法令違反ですよ!」
小型車は上がってる……?
関東の高速道路で冬タイヤチェック!
NEXCO東日本関東支社は2023年12月14日、関東地域の高速道路における冬タイヤの装着状況調査の結果を発表しました。
今回は12月6日と10日に、首都圏地域と降雪地域のSA・PAで4452台を対象に実施。首都圏地域の調査箇所は次の通り。
●首都圏地域:東北道 蓮田SA、関越道 三芳PA、常磐道 守谷PA、
●降雪地域:東北道 那須高原SA、関越道 赤城高原SA、長野道 姨捨SA
全体では小型車平均で54.9%、大型車平均で86.8%、全車種平均で62.3%でした。小型車の装着率は前年同期より微増したものの、首都圏地域では大型車の装着率が2年連続で低下し、前年同期の92.7%から85.4%となりました。これが足を引っ張り、全体でも大型車の装着率が91.0%から86.8%へ低下しました。
首都圏地域に絞ると、小型車の装着率は31.2%。対して降雪地域の小型車は72.1%です。首都圏における小型車の冬タイヤ装着率の低さが、全体の数値を押し下げているのは例年と同様の傾向です。
ちなみに、東北地方でもこの時期、国土交通省が各地の国道で同様の調査を行っており、福島県内でも12月11日調査(867台)で冬タイヤ装着率は92%に達しています。
NEXCO東日本関東支社は、「ノーマルタイヤで積雪・凍結路面を走行することは法令違反です」「普段雪が降らない首都圏地域であっても、路面凍結や降雪に見舞われることがあります」などとし、こうした環境下では冬タイヤの装着やタイヤチェーンの携行などを呼びかけています。
【了】
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