半世紀前のバス「いすゞBU04」埼玉で営業運行へ でも「追っかけ」「SNS即上げ」控えて

激動の時代を走った国際興業の車両です。

元3491号車

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国際興業のバス(乗りものニュース編集部撮影)。

 国際興業は2023年12月26日(火)、同社が1993(平成5)年まで運行した「いすゞBU04型」車両について、営業用ナンバーを取得すべく再生工事に取り組んでいると発表しました。

 この車両は1973(昭和48)年から1980(昭和55)年まで主力として導入され、国際興業における東京都内から埼玉県内にかけての全エリアで運行されました。同社は当時について「営団地下鉄有楽町線や国鉄埼京線の開業により、当社の路線網が大きく姿を変えることとなった、当社にとってまさに激動の時代」と振り返ります。

 引退後は岩手県交通へ売却され、2005(平成17)年まで運行。さらにその後の2006(平成18)年、トミーテックへ譲渡され現在に至ります。国際興業は「当社路線バスの激動の時代の生き証人として、さらには復活後に主に運行するエリアとなる飯能地区の活性化のシンボルとして、再生・保存に取り組むことと致しました」としています。

 なお同時に「危険な追っかけ行為」「会社への問い合わせ」「SNSなどへの写真の即時アップ」を控えるよう注意喚起。敷地内での撮影などもしないよう呼び掛けています。披露日時など詳細は後日、国際興業のウェブサイトで告知されます。

【了】

これが、よみがえる半世紀前のバスです(写真)

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