米海兵隊に「水陸両用の動く司令部」が登場!? 「アンテナだらけ車両」脅威の実力とは

最新の水陸両用装甲車がベース。

高度な状況確認能力を有す

 イギリスの軍需企業であるBAEシステムズは2024年1月12日、ACV-C水陸両用指揮車の1号車を、アメリカ海兵隊に引き渡したと発表しました。

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アメリカ海兵隊に引き渡されたACV-C水陸両用指揮車(画像:BAEシステムズ)

 同車両は、アメリカ海兵隊に前線での状況確認や作戦計画を行える移動司令部の提供を目的として、海兵隊に供給中の水陸両用装甲車であるACVをベースに開発されました。

 ACV-Cは、現状でも戦場での海兵隊員を支援するため、前線の情報を維持・管理し、それを有効活用するため複数の機器を搭載していますが、将来的にはさらに高度な戦闘管理能力や通信機能、無人機制御用のシステムを搭載する余裕も残しているようです。

 なお、ベースの車両であるACVは、AAV7水陸両用戦闘車の後継車両として運用されている装輪式水陸両用装甲車となっています。兵員を乗せて沖合の艦船から発進した後、海を航行し岸に上陸する水陸両用能力の高さのほか、陸上での機動力や生存性も重視された車両です。

【了】

【すげえ!船みたいに進んでる】これが海面を航行するACV-Cです(写真)

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