「ゴジラを倒せそうな」旧日本軍の兵器、どんなものが? 戦闘機、戦艦…“究極兵器”ならば? 検証してみた

大ヒット中の映画『ゴジラ-1.0』。この映画では1947年の日本が、旧日本軍の兵器を中心に大怪獣ゴジラと戦うのですが、もっと有利に戦えたのかもしれない兵器が別にあったかもしれません。

大型機用の超強力な爆弾なら

 艦上攻撃機「天山」あるいは「流星」で、大型爆弾による水平爆撃を行うのも効果がありそうです。これら機体であれば、前出の二式五〇番通常爆弾より大きな、二式八〇番五号爆弾を使用することが可能です。

 二式八〇番五号爆弾は、重量811.2kg、炸薬量は貫通力を重視した徹甲爆弾なので少なく、34.4kg。高度4000mから投下した場合、戦艦の150mm水平装甲を貫通する威力があり、空母や巡洋艦なら、艦底まで貫通するほど強力でした。

 同じ八〇番でも陸用爆弾は炸薬量384kgですから、命中時の威力は大きいです。表皮を貫通できるなら徹甲爆弾、できないなら陸用爆弾での攻撃となるでしょう。

Large 20240204 01
旧日本海軍の重巡洋艦「高雄」(画像:アメリカ海軍)。

 また旧海軍最強の爆弾が「三式一五〇番五号爆弾」です。これも徹甲爆弾で、重量は大和型戦艦の主砲徹甲弾(1460kg。炸薬量33.85kg)を上回る1498.6kg。炸薬量496.2kgとケタ違いの威力がありました。高速での落下に弾体が耐えられない欠点から、大量生産はされませんでしたが、対空火力の少ない「ゴジラ」であれば、比較的落ち着いて低速で爆撃できるでしょうから、最も効果がある兵器と言えそうです。

 ただ、この爆弾は大きすぎるため、大型爆撃機「連山」や「二式大型飛行艇」、最低でも一式陸上攻撃機か、陸上爆撃機「銀河」でなければ搭載できなかったと思われます。なかでも「連山」は、これら機種のなかで最も搭載量に優れていたため、「ゴジラ」攻撃の任務には最適だったでしょう。

 次に戦艦。これについては大和型戦艦の46cm45口径砲が最強です。なお徹甲弾ではなく、砲弾重量1360kg、炸薬量61.7kgの零式通常弾を使うという手もありますが、貫通を見込めるなら徹甲弾の方が効果的だと筆者(安藤昌季:乗りものライター)は考えます。

 劇中では巡洋艦「高雄」の20.3cm砲でそこそこ効果が見込めたため、長門型の41cm45口径砲や、金剛型・伊勢型・扶桑型などの35.6cm45口径砲でも、複数艦で集中射撃を加えれば、かなりの効果がありそうです。

【幻の旧海軍機】これが大型爆撃機「連山」のコックピットです(写真)

『ゴジラ』登場兵器総まとめ! 旧軍戦闘機から自衛隊の戦車まで

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス