大戦中に実在!ド派手な「シマシマ戦闘機」いったい何のため? 実は今も類似の方法が!?

第二次世界大戦中のアメリカやイギリスが運用した軍用機の中には、やたらと目立つ白黒のシマ模様(ストライプ)が主翼や胴体に描かれている機体があります。一体このカラーリングにはどのような意味があったのでしょうか。

急遽付けたけど、あまり意味なかったかも?

 そこで上陸作戦開始まで1か月切った5月17日に急遽考え出されたのが、やたらと目立つシマ模様で機体を塗装するというもの。白・黒・白・黒・白の順の5本帯は、それぞれ18インチ(約45cm)から24インチ(約61cm)の幅と決まります。

 さらに、機体をシマ模様にすることでドイツ軍に上陸作戦を計画していると察知されないよう、ストライプへの塗装は直前にすることが決定。正式な命令は、アメリカ、イギリス海軍の航空部隊には6月3日、イギリス空軍、アメリカ陸軍航空軍ほか各国空軍には6月4日に出されることになり、ドイツ軍がほとんど保有していないエンジンを4発持つ軍用機をのぞく、全て作戦参加機にの大慌てでシマ模様が塗られることになります。

 しかし、大慌てで塗ったこの「インベイジョン・ストライプ」ですが、実はつける必要がなかったのではという話もあります。というのも、周辺空域の航空優勢は作戦決行前から連合軍側にあり、6月6日の作戦初日に迎撃に現れたドイツ軍機も数機しかおらず、その後もほとんど脅威はなかったからです。

 そして、作戦開始から約1か月後、シェルブールを解放した頃には、作戦部隊が各地に分散するようになり、駐機中や低空飛行中に発見されにくくするため、このシマ模様は取り外されることになります。

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フランス上空を飛ぶP-38「ライトニング」(画像:アメリカ空軍)。

 なお、2022年2月から続くロシアによるウクライナ侵攻では、ロシア軍が「Z」のようなマークを戦車や装甲車に描いていますが、これも類似の車両が多いウクライナ軍との誤認を防ぐ「インベイジョン・ストライプ」と同じような役割を持たせたマークといわれています。

【了】

【実は戦後も使われた!】これが、冷戦中の「シマシマ」ペイントです(写真)

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