首都高つながらない「関越道」どう行く? 渋滞を“まるっと避ける”マル秘ルートとは “練馬から正面突破”は最悪?
さいたま-東松山は別アプローチで!
一方、さいたま市方面からは、国道17号「上尾道路」経由で東松山ICを目指すルートが王道です。
国道17号新大宮バイパスの宮前ICから上尾道路を北に進み、上尾市の「壱丁目南」交差点を左折して県道51号を進むと、荒川を渡る開平橋につながります。
この開平橋を渡ったところ、入間大橋の手前にある「入間大橋」交差点を右折して県道339号に入ります。
そのまましばらく道なりに進み、「上大屋敷」交差点を右折すると、かわじま中央通りです。そして国道254号との「中山」交差点を右折すると、東松山ICはもう間もなくです。
宮前ICから東松山ICまで、上記のルートでの週末早朝の所要時間は35分ほど。同時間帯に宮前ICから川越ICまでは20分ほど、川越ICから東松山ICは流れていても10分ほどなので、その差はわずか5分です。関越道の渋滞時は、それ以上に時間がかかることは確定的なので、どちらが有利かあえて語るまでもないでしょう。
圏央道からは「ショートカット」も有効
なお関越道の渋滞は、鶴ヶ島JCTを越えて圏央道まで延びることも珍しくありません。もし圏央道から鶴ヶ島JCTへの分岐の手前まで止まるような渋滞が延びているときは、圏央道を川島ICで流出し、東松山ICであらためて関越道に流入するというルートも有力です。
川島ICから東松山ICまでは、早朝であれば国道254号で15分ほどです。このルートは、とくに圏央道内回りから関越道下りに入るときに、大きな効果があります。
ただし圏央道の流入時間で「深夜割引」の判定を受けている場合は要注意です。
休日であれば、東松山ICから下り方向は「休日割引」の対象となるため、大きな影響はありませんが、平日に東松山ICへの流入が午前4時以降になってしまうと、以降の利用がすべて深夜割引の対象外になってしまうからです。
なお、紹介した一般道ルートはクルマが増えてくる時間帯になると、国道463号は羽根倉橋で、国道254号は川越市の「小仙波(西)」交差点から「福田」交差点あたりまで、国道17号上尾道路は、その手前の新大宮バイパス「円阿弥」交差点から上尾市内まで、それぞれ渋滞することもあります。
しかし関越道の渋滞はそれ以前の時間帯から発生するので、休日の早朝、一般道が空いている時間帯は東松山ルートが大きな効果を発揮します。休日のドライブに、ぜひお役立てください。
【了】
Writer: 植村祐介(ライター&プランナー)
1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。
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