ついに出た「軍用ジムニー」ゴリッゴリの武装可能!? 欧州の名門メーカー初めて「ジムニーで作ってみた」

パリで開催の防衛見本市「ユーロサトリ2024」に、日本でも人気の軽四輪SUV「ジムニー」がベースの軍用四駆が展示されていました。ただ、見た感じかなり改造されており、その面影はほとんどない状況でした。

ジムニーがゴリゴリの軍用車両になったら?

 スズキが製造する「ジムニー」は、世界で高い人気を誇る四輪駆動車です。一番の特徴は、他のクルマならスタックしそうな荒れ地も走り抜くことができる優れた悪路走破性で、軽自動車ベースで設計されているコンパクトな車体による運転のしやすさなどから、自家用としてだけでなく、民間企業や官公庁まで様々な用途に使用されています。

 そんなジムニーのポテンシャルは一般ドライバーだけでなく、それよりも要求レベルの高い軍事分野でも注目されているようで、このたびフランスのパリで開催された防衛見本市「ユーロサトリ2024」に、ジムニーの改造車両「フィネック2」が展示されていました。

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「ユーロサトリ2024」でデモンストレーション走行をする「フィネック2」(布留川 司撮影)。

「フィネック2」は、厳密に言うとジムニーの小型乗用車仕様である「ジムニーシエラ」をベースにしています。そのため、いわゆるオーバーフェンダーを装備しており、エンジンも軽自動車用の排気量658ccの直列3気筒ターボではなく、排気量1460ccの直列4気筒を積んでいます。

 またオーバーフェンダーのため、タイヤは幅広のオフロードタイヤに換装されているほか、車体は屋根もドアもないオープントップ仕様になっており、代わりに車体上部には3本のロールバーが前後左右に設置されています。

 フロントガラスはヒンジで前に倒れる、いわゆる可倒式に改造。車体上部には円形の銃座マウントを設けることで、ここに重機関銃やミサイル発射機などを設置できるようにしています。加えて、車体後部の荷台部分には各種装具だけでなくロケット弾やミサイルの予備弾コンテナを積載できるマルチラックも配置されていました。

 このように、かなりの部分に手が加えられているため、筆者(布留川 司:ルポライター・カメラマン)もフロントグリルのデザインや運転席のコンソールなどを確認するまでは、この車両の原型がジムニーであると判別できないほどでした。

「フィネック2」は当然ながらスズキが販売する公式のモデルではありません。この車両は誰がどんな目的で作ったものなのでしょうか。

【後ろ姿は面影なし】軍用ジムニー「フィネック2」を前後左右イッキ見(写真)

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