不審なドローンは「網で捕獲します」 撃ち落とすよりも利点が大きい理由とは
ネットガンにより安全に捕獲し情報収集も可能
その問題を解決するのがネットガンとのことです。ターゲットをロックしたあと捕獲用ドローンは、対象ドローンの射程距離まで接近し、自動でネットを射出します。捕獲後は網に絡めた状態のまま運搬し、安全な場所で切り離します。
この方法の場合、仮に侵入したドローンが爆発物などの危険なものを搭載していても被害を避けることができます。また、捕獲したドローンは撃墜するよりも、状態の良いものを入手することができるということで、担当者は「押収後、機体のデータなどを解析して証拠品とできることも大きなメリットの一つです」と同ドローンの利点について説明しました。
なお、地上に設置したレーダでの追尾を継続しながら、機体搭載されたレーダで捕捉を行うため、対象ドローンの捕獲率はかなり高いとのことです。
同ドローンに関しては、既に海外での運用実績があり、代表例としては2022年に行われた、サッカーのカタールワールドカップでも警備に使用されたそうです。国内販売としては、主に空港や発電所のような重要施設における需要が見込めそうであるとのことでした。
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