片道運行! 日本屈指の長距離特急に乗ってみた 4時間22分「島内で完結」

面積では日本の5%ほどの四国地方。しかし、在来線特急でも屈指の長距離特急が1本だけ設定されています。宿毛~高松間を結ぶ「しまんと8号」です。どんな利用をされているのか、なぜ設定されているのか、実際に乗車してみました。

三セク保有のレア車両に乗車

 宿毛駅には18時ごろ到着。出発直前に改札をするようです。

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内装(2025年2月、安藤昌季撮影)

 2025年時点で中村~宿毛間の特急は下り1本、上り2本であり、特急列車自体が珍しいダイヤです。車両は2700系気動車2両編成。普通車のみで、一部だけが指定席となっています。

 2700系を見て筆者は驚きました。車体に「2780」と書いてあったからです。「2780」と対になる「2730」ともに土佐くろしお鉄道の保有で、同社保有の特急形車両はこの2両だけ。少数という意味で、日本一レアな特急車両といえなくもありません。JR四国2700系との違いは、側面にJRマークがないことくらい。最長特急だからなのか、レア車両だからなのか、記念撮影している男性客が2人いました。

 18時24分、宿毛駅発車。乗客は指定席5人、自由席3人でした。宿毛線は高架が多く、線形も良好。ここを最高速度110km/hを維持して走ります。エンジン音が高鳴り、豪快です。1号車1~7番の列が指定席ですが、筆者は「7番」がベストだと感じます。なぜなら、車両中央に位置し、揺れが少なく窓が広いからです。

 18時30分着の平田駅で1人が乗車し、18時46分着の中村駅では3人が下車、指定席へ1人、自由席へ7人が乗車しました。宿毛~中村間の特急料金は自由席310円ですから、短距離利用も見込めるのでしょう。

 18時54分着の土佐入野駅でも1人が下車。ほどなく車掌が追いかけてきっぷを確認していましたが、JR四国はこまめなきっぷ確認をする印象です。この点は土佐くろしお鉄道も同様のようです。

 19時22分、JR四国との境界駅である窪川に停車。2分停車し、1人が乗車、2人が下車しました。扉上の広告が、土佐くろしお鉄道からJR四国に変わるのは芸が細かいです。

 土佐久礼駅や須崎駅でわずかな乗降があったものの、佐川、伊野、朝倉の各駅ではゼロ。20時25分着の旭駅で1人が乗車し、いよいよ高知県の県都へ向かいます。

日本一レアかも たった2両だけの特急車両(写真)

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