地下60mの「外環道」でトンネル2本並んだ! 東名JCTのランプトンネル掘進完了 これから始まる“最大のヤマ場”とは

外環道「関越ー東名」区間の建設プロジェクトで2025年3月13日、東名高速と交わる東名JCTの「Hランプシールド」の掘進が完了しました。これから地下トンネル工事のヤマ場「地中拡幅」工事へと移っていきます。

本線トンネルにランプトンネルが“合流”目前 その間隔“60cm”

 外環道「関越ー東名」区間の建設プロジェクトで2025年3月13日、東名高速と交わる東名JCTの「Hランプシールド」の掘進が完了しました。地下60mの現場では、外環道本線トンネルと壁を隔てて、地上(高架)の東名高速とをつなぐランプのトンネルが、所定の接続位置で並びました(JCT・IC名などは全て仮称)。

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掘進が完了した東名JCT「Hランプシールド」先端部。網目状の鋼製セグメント(内壁)は、今後取り払われる(画像:東京外環プロジェクト)。

 この区間の外環道はほぼ全線が、地下60mの“大深度地下”を貫くトンネルです。本線となる2本のトンネルをシールドマシンで掘進する工事は東名側、関越側からそれぞれ始まりましたが、東名側から北上していく2機のうち1機が4.4km掘り進んだ時点で、2020年に“陥没事故”が発生。それ以来2機とも掘進を停止し、陥没現場付近の地盤補修工事が行われています。

 しかし、それ以外の工事は着実に進められています。東名JCTのランプトンネルを構築する工事もその一つで、NEXCO東日本が担当するHランプ(将来の本線南行き→東名)のシールドは2023年1月から掘進が行われてきました。

 ランプ工事はここからが“ヤマ場”です。壁を挟んで約60cmという間隔で並んだランプトンネルと本線トンネルとを接続させる「地中拡幅」と呼ばれる高難易度の工事が始まります。

 地中拡幅は、2本並んだトンネルの断面の周囲を掘削し、横に長い楕円形で包み込むようにすることで、本線とランプが合流する広い空間を作る工事です。

 このような地中拡幅部は、東名JCTが2か所、中央道と接続する中央JCTが4か所、さらに途中ICとなる「青梅街道IC」の合流部2か所と、関越-東名間で計8つ設けられます。東名JCTの地中拡幅部は、その中でも最初に着手するものとなります。

 なお、Hランプシールドの掘進に伴う地表面の異常は確認されていないということです。お知らせでは、「地中拡幅工事についても引き続き安全に施工してまいります」とされています。

【これは「ランプ」です】掘進完了した「外環道のJCT」トンネルの一部(地図/写真)

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