東武東上線「新型車両」のデザインが公表!“舟”に着想 「今までにない大胆な先頭形状」

東武鉄道は2025年3月26日(水)、東上線へ2026年から新型車両を導入すると発表しました。

“舟運”にヒントを得たデザイン

 東武鉄道は2025年3月26日(水)、東上線へ2026年から新型車両を導入すると発表しました。現行の9000系電車を置き換えます。

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現行の東武9000系電車。直通先の東急東横線 多摩川駅にて(大藤碩哉撮影)

 形式は「90000系」。7編成70両が導入されます。9000系と比較して消費電力を40%以上削減するなど、高い省エネ性能により環境負荷低減が図られます。

 外装デザインは、同線エリアを流れる荒川や新河岸川に着目し、“舟運”にヒントを得た「地域と人と未来をつなぐ わたし舟」がコンセプトです。高瀬舟の船底から着想した、前面下部から反り上がるように丸みを持たせた逆スラント式は、今までにない大胆な先頭形状だといいます。

 内装デザインも“舟運”をイメージし、袖仕切り部には立涌柄、床には枯山水をイメージした柄が採用されるほか、全体的な配色は、シンプルかつ飽きの来ない素材の良さを活かした選定とすることで、落ち着いた客室空間を表現します。加えて、貫通引き戸両脇部や袖仕切り部のガラス化、側引き戸窓を従来車と比較し床方向へ拡大することで、より開放的な客室空間となります。

お、ついに新車だ! これが「90000系」です(画像)

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