JR最南端の「たまたま空港アクセス鉄道」は本当に使えるのか? 下りてビックリ“超レトロ駅” 夜間の徒歩移動は“ヤバイっ!”

空港と結ぶアクセス鉄道が、本来想定していなかったローカル線だという場合があります。JR最南端の“空港アクセス鉄道”の最寄り駅の1つから空港へ歩いて向かうと、想定以上のハードな道のりが待ち受けていました。

「空港アクセス駅」は明治生まれ

 嘉例川駅は国の登録有形文化財に登録されている鹿児島県最古の駅舎です。1903(明治36)年1月の開業時に建てられた木造の建物で、2025年に誕生から122年を迎えました。乗降客はまばらで、筆者が25年3月に肥薩線で降りた時は唯一の利用者でしたが、レトロ感あふれる駅舎を見学するためにマイカーや貸し切りバスで訪れる観光客は多く、駅前に駐車場が整備されているほど。

 地元の方々は駅舎の手入れを欠かさず、花を飾ったり、木製ベンチには座布団を敷いたりしています。筆者が訪問した時にはひな壇が飾られており、鉄道をテーマにした写真展も開催中でした。沿線の桜の花が咲いた肥薩線を走る豪華寝台列車「ななつ星in九州」の写真パネルなどに見入りました。

 筆者が肥薩線に乗ったのは3回目となり、過去2回とも嘉例川のレトロ感あふれる駅舎に魅了されて下車したくなる誘惑に駆られました。しかし、停車時間が短かったため2回とも断念せざるを得ませんでした。そこで「三度目の正直」とばかりに鹿児島空港経由で帰京する際に思い切って降りたところ、空港へ向かう最適解は「徒歩」だと判断しました。

【間違いなく日本一!】「最もレトロな空港アクセス駅」と「ヤバイ道のり」(写真)

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コメント

1件のコメント

  1. 全国各地で熊出没、大怪我被害が多発している昨今、滅多に人も通らないような山道を慣れない観光客が徒歩で行くのは危険ではないでしょうか。文面からも夜間などオススメしない旨は書かれてますが、もし紹介するなら歩けない距離ではないがオススメはしないというスタンスで告知されたほうが良いように感じます。