JR最南端の「たまたま空港アクセス鉄道」は本当に使えるのか? 下りてビックリ“超レトロ駅” 夜間の徒歩移動は“ヤバイっ!”
空港と結ぶアクセス鉄道が、本来想定していなかったローカル線だという場合があります。JR最南端の“空港アクセス鉄道”の最寄り駅の1つから空港へ歩いて向かうと、想定以上のハードな道のりが待ち受けていました。
夜はヤバイぞ…
道が二股に分かれ、道順通りに空港がある左(南)へ向かうと、丘への上り坂になっていました。思い出したのはパイロットから聞いた「鹿児島空港の滑走路は勾配があり、スムーズに着陸できるように工夫している」という言葉でした。
道沿いに街灯は全くなく、坂道には太陽を遮る木もまばらです。よって夜間に通るのは絶対に避けた方が良く、かんかん照りの夏などもやめるべきです。
突き当たりを右折し、県道56号を進むと空港の敷地内が見えました。反対側には航空機に空港の位置を示す進入灯台が立っています。周辺には霧島茶が盛んに栽培されており、2024年の荒茶生産量が日本一になった鹿児島県だけあります。
南北に延びる国道504号との交差点を左折し、南下すると鹿児島空港の旅客ターミナルビルに到着しました。空港の脇の西郷公園にある腕組みをした西郷隆盛像は、東京・上野公園の像と違って愛犬は従えていません。
全国各地で熊出没、大怪我被害が多発している昨今、滅多に人も通らないような山道を慣れない観光客が徒歩で行くのは危険ではないでしょうか。文面からも夜間などオススメしない旨は書かれてますが、もし紹介するなら歩けない距離ではないがオススメはしないというスタンスで告知されたほうが良いように感じます。