ロシア軍の無人機が領空侵入! ポーランド空軍が“初めて”撃墜「第二次世界大戦以来、最も紛争に近づいた」と首相語る

ポーランドは2025年9月10日、自国の領空内でロシアの無人機(ドローン)とみられる機体を迎撃し、撃墜したと発表しました。

民家の屋根に無人機が突っ込むなどの被害

 ポーランドは2025年9月10日、自国の領空内でロシアの無人機(ドローン)とみられる機体を迎撃し、撃墜したと発表しました。

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ポーランド空軍のF-16とノルウェー空軍のF-35A(画像:ポーランド国防省)

 2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻以降、ポーランドの領空内でロシア機を迎撃したのは今回が初めてで、ドナルド・トゥスク首相は「第二次世界大戦以来、最も紛争に近づいた」として今回の行為に抗議しました。

 現地報道によると、迎撃にはポーランド空軍のF-16戦闘機のほか、北大西洋条約機構(NATO)の任務の一環として同国に駐留していたオランダ空軍のF-35Aやイタリア空軍の早期警戒管制機(AWACS)が参加したとみられます。

 スクランブル発進後、NATO軍機は複数の無人機を撃墜したと発表しています。また、侵入した無人機のうち1機がポーランド東部ルブリン県の民家に突っ込み、2階建ての家屋の2階部分の屋根が崩壊しましたが、家主は無事でした。

 夜間の領空へのドローン侵入について、ヴワディスワフ・コシニアク=カミシュ副首相兼国防大臣は緊急会見を開き、「我が国の領空は複数回侵犯されました。作戦指揮官は武器の使用を含む対応措置を決定しました」とコメント。迎撃に参加したオランダ人パイロットに敬意を表するとともに、国民には「落下した残骸を見かけても手を触れないでください」と呼びかけました。

 今回の無人機の領空侵入について、ロシア国防省は同日、ウクライナ西部の軍事施設に大規模な攻撃を実施したことは認めつつも、意図的にポーランド領を標的にしたものではないと強調しました。

 なお、ポーランドに侵入した無人機の機種については発表されていませんが、ウクライナ側は自爆ドローン「シャヘド」の可能性が高いとしています。撃墜された機体の残骸はポーランド領土防衛軍が回収しており、今後、詳細が明らかにされる可能性があります。

ポーランド空軍のF-16(写真)

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