地味に進むJR普通列車の「ロングシート化」仕方ないことなのか? 旅情・快適さ・それより“効率”という時代
JR各社でボックス席や転換クロスシートの従来車両から、ロングシートの新型車両に変わるケースが続いています。旅行者には「ガッカリ」ですが、混雑してくると合理的な面もあり、ロングシートの良し悪しは判断が分かれるところです。
ロングシートvs.クロスシート
先の通り、ボックス席や転換クロスシートを備えた車両は、ロングシートの車両よりも長い乗車時間に適しています。実際に乗車してみると、ボックス席や転換クロスシートの車両の方が、長く乗っていても疲れにくい印象があります。一方で、2人掛け座席で隣に知らない人が座って来るのに抵抗感があったり、車内が混み合っていると乗り降りしづらかったりするのも事実です。
筆者(柴田東吾:鉄道趣味ライター)は、湘南新宿ラインにあるボックス席を好んで使っていますが、1~2時間乗車していても疲れにくい印象があります。また、眠くなっても窓側であれば窓に寄りかかって寝ることで、うっかり隣の人に迷惑をかけることもありません。列車が空いていれば、車内で飲食しても周りの人の視線が気にならないのも利点です。
一方で、車内が混み合っていると、目当ての駅で降りづらいのが欠点でもあります。池袋や新宿といった駅で降りる際、ボックス席の窓側から降りようとすると通路側に座っている人に気を遣うことになります。通路側に座っている人が寝てしまい、寝ている人にブロックされる形で降りづらい経験をしたことも少なくはありません。
ロングシートであれば、このような気遣いは無用で、乗り降りのしやすさではロングシートの方が便利です。また、ボックス席で窓側に座っている人がいると通路側に座りづらく、座席が空いているのに立つ羽目になることもあります。
このほか、ロングシートの方が車内の見通しが良く、ワンマン運転の際には車内を移動して運転士に運賃支払いや切符提示を行う際にも有利になります。
ロングシートが良いのか、それともボックス席や転換クロスシートのようなクロスシートの車両が良いのか、判断が分かれるところです。
Writer: 柴田東吾(鉄道趣味ライター)
1974年東京都生まれ。大学の電気工学科を卒業後、信号機器メーカー、鉄道会社勤務等を経て、現在フリー。JR線の2度目の「乗りつぶし」に挑戦するも、九州南部を残して頓挫、飛行機の趣味は某ハイジャック事件からコクピットへの入室ができなくなり、挫折。現在は車両研究が主力で、技術・形態・運用・保守・転配・履歴等の研究を行う。鉄道雑誌への寄稿多数。資格は大型二種免許を取るも、一度もバスで路上を走った経験なし。





根本的に、日本の鉄道には乗客はただ運べば良いという考え方があると思う。真に乗客の立場で移動時間の快適性、ひいてはQOLを高めようとするのなら、ロングシート設置は選択肢に入って来ない筈である。勿論、大都市圏のラッシュ輸送を考えれば、例えば山手線や京浜東北線をクロスシートとすることは現実的でなく、東海道線でもロングシート主体とすることはある程度止むを得ない。然るに、今度のダイヤ改正で地方観光線区である釜石線にロングシート車が導入されるというニュースが報じられた時には、鉄道会社側の効率化と合理化もついにここまで来たかと驚いた。特に快速「はまゆり」までロングシート化するというのだから、長距離移動の観光客のモノ扱いにも程があるというものだ。これは、環境負荷を与える自動車を使って旅行する利己的な観光客の対極としての、環境保護を考慮して公共交通機関を使って旅行する利他的な観光客に対してあまりにも失礼であると言える。これは、鉄道利用の快適性を担保することにより環境負荷を減らしている欧州では全く考えられないことであり、日本の交通文化・政策の貧困をよく表している出来事であると言わざるを得ない。
すし詰め状態が、すでに快適性を奪っているわけだから、長距離旅客旅情のためには、ボックス席一択
ロングシートの通勤通学車、クロスシートの特急でいいんだが、特急を維持し続けられるかどうか。
掃除等をする上で効率が良くて且つ座席が横向きの列車はないのでしょうか。
ロングシートの車内に限らず、列車に乗っている人で、景色を眺めている人など殆どいない。
殆どの人が皆、スマホを見ています。
更に、クロスシートだと、座席に平気で荷物を置き、車内が混雑しても知らん顔をしてこれまたスマホをいじっている人がたくさんいます。
クロスシートにすれば、理論上の着席定員は増えますが、「座席に荷物」で、実際には減っている事が多いのが現状です。
私も毎週1度、クロスシートのある車両に乗って通勤しますが、毎回同じ風景です。
更に、キハ100,110のような、片側1列の向かい合わせクロスシートだと、そもそもロングシートに比べて着席定員は変化が無く、更にほぼ例外なく、座っている人は向かいの「座席に荷物」です。
一方、ロングシートの車内が混雑していて、「座席に荷物」を強行する猛者はまず見かけません。
流石に目の前の立っている客の視線が気にならないわけには行かないからでしょうか。
結局、我々日本人のマナーの低下、劣化と、スマホ依存がロングシート化を招く事になったのだと思う。
残念ですが、仕方ない。
若い人がダメ、じゃないんですよね。
マナーと年齢はほぼ、関係ない。
高齢者でもダメな人はダメだし、若年者でも、行儀良い人は行儀良い。
「その人が育った家庭の文化」が、そのまま矯正されずににいると、社会的な格差にもつながるのでしょう。
仕方ないです。
自覚ないんだもの。